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目指せ球界の星!プロ野球☆スター街道
☆第6話―幼なじみの女の子―
チュンチュン・・・・

小波「ふわぁぁ〜。」


パワ堂でのハプニングから数日、気がつけば新しい年が始まっていた。小鳥たちの鳴き声と共に起床する小波くん。
今年は自分の運命を決める大事な年である。


小波「(今日は何をしようかな?・・・・そうだ!お墓参りに行かなくちゃ!)」

ダダダッ

親父「おうおう!こんな朝っぱらからどこに行くんだ?」

小波「おじいちゃんのお墓参りだよ。」

親父「お前まだ行ってなかったのか?」

小波「だから今から行くんだよ。行ってきまーす!」

タタタッ

小波「う〜ん、やっぱり新年最初の朝は気持ちいいなぁ〜。」


おじいちゃんのお墓は実家からそう遠くはない。小波くんは新年最初の朝日を満喫しながらお墓へ向かう。


小波「ルンルン♪」

春日「あ!小波くん!」

小波「え!?あ!泉美ちゃん!」

春日「久しぶりだね。帰ってきてたんだ。」

小波「うん。」


道端で偶然で出逢ったこの女の子の名前は『春日泉美』。小波くんの実家の隣に住んでおり、幼なじみである。職業は小学校の先生。


春日「こんな朝早くからどこへ行くの?」

小波「おじいちゃんのお墓参りに行くところなんだ。」

春日「そうなんだ。・・ねぇ、私も一緒に行ってもいい?球蔵おじさんとは小さい頃によく遊んでもらったし・・・・。」

小波「ホント!?きっとおじいちゃんも喜んでくれるよ。ありがとう!」

春日「いいよ、そこまで言わなくても・・・・。一応大人の礼儀だよ。それに・・・・。」

小波「それに?何?」

春日「なな、何でもないよ!早く行こ!」

小波「う、うん・・・・。」


そして2人はおじいちゃんのお墓へと到着した。
さすが元スター選手ということもありお墓の規模はデカい。そして沢山のお花が添えてある。おそらく多くのプロ野球関係者がお参りに来てくれたのだろう。


小波・春日「(パンパンッ!)」

小波「(おじいちゃん・・・・僕、今年こそは頑張るからね!)」

春日「小波くん、終わった?」

小波「うん。天国のおじいちゃんに届いたかな?」

春日「何かお願いしたの?」

小波「ううん、何でもないよ。それよりも今からどうする?」

春日「・・・・もしよかったら初詣行かない?」

小波「いくいく!僕、おみくじ引きたい!」

春日「うふふ・・・・なら、行こでも、どうせなら神様がいる所に行こうよ。」

小波「神様?」

春日「うん。少し遠いけど今からならお昼にはつくと思うよ。」


春日さんの言うとおり、神様がいるという神社へ向かうことにした小波くん。
電車に揺られ数時間、やって来たところは頑張市という中々の都市だ。


小波「ここって『頑張パワフルズ』の本拠地だよ!おじいちゃんが野球をしていた場所だ!」

春日「そ、そうなの?私、あんまり野球に詳しくないから・・・・。」

小波「でも・・・・ここにはどんな神様がいるの?」

春日「野球好きな友達から聞いたんだけど、ここの神社には伝説があるんだって。」

小波「で、伝説!?」

春日「うん。そしてここには・・・・野球の神様がいるらしいの。」

小波「野球の・・・・神様!?」

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