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目指せ球界の星!プロ野球☆スター街道
☆第50話―夢の全国制覇―
ドワァァァァァ!!

実況「さぁ、3塁側のスタンド、そしてベンチも盛り上がってきました!パワフル高校、全国制覇まで、あとアウトカウント1つ!!」


舞台は約10年前の全国高校野球選手権大会決勝。今まさに、全国の頂点が決まろうとしていた。

数十年ぶりに甲子園出場を果たしたパワフル高校と初出場、しかもメンバーが全て1年生で構成されたアンドロメダ学院高校の決勝戦。得点は2−1。パワフル高校リード。


大波「お前らー!あと1アウトで全国制覇だ!気を抜くなよ!!」


当時のパワフル高校監督『大波久』。熱血監督だが、選手のことを第一に考えてくれる。
選手たちが大波監督について来た。だから今、甲子園のグラウンドに立っている。・・・・いや、それだけではない。


円谷「締まっていきましょう!!!」

猿山「手塚先輩!落ち着いてくださいね!」

手塚「わかってる!」


1年生ながらレギュラーを勝ち取った『猿山武』、コントロールが自慢の2年生ながらパワフル高校のエース「手塚隆文」、内野ならどこでも守れるユーティリティプレーヤーの同じく2年生の「円谷一義」。


矢部「油断禁物でやんすー!!!」


俊足攻守のパワフル高校のリードオフマンの矢部くん。
皆が自分の役割を果たしてきた・・・・そして、


梧波「・・・・みんな、最後のプレーだ!いくぞぉぉー!!!!」

全員「おぉー!!」


野球部全体が、キャプテン梧波くんについてきてくれた。


バシィッ

審判「ストライク!バッターアウトォ!!!ゲームセット!!!」

ドワァァァァァアァァァァ!!!!!!

実況「パワフル高校!ついに・・・・ついにやりました!!!全国の球児たちの頂点、甲子園優勝!!!全国制覇ですっ!!!!!!!」


パワフル高校は全国制覇を果たした。梧波くんたちを始めとする3年生にとっては最高の形で高校野球を終えることが出来た。


そして、後に梧波くんと矢部くんはプロの世界へと進むことになる。
全国制覇、そしてプロへ・・・・まさに理想的な形だ。もちろん、2人もそれは自覚している。


しかし、その「全国制覇」がその後のプロ野球界の運命を変えることになるなんて、想像もしなかっただろう・・・・いや、想像するはずがない。


黒服「会長。どうでした。」

神高「まさかアンドロメダが負けるなんて、想定外だわ。・・・・しかし、あの梧波って子・・・・ウフフ・・・・。」

黒服「パワフル高校は10年に1人の逸材とも呼ばれる天才『猪狩守』率いる¨あかつき代付属高校¨に勝っていますからね。」

神高「知ってるわ。しかも、決めが梧波のサヨナラホームラン。・・・・猪狩に梧波、さらには話題の女性選手もいるみたいじゃない。・・・・今年は逸材ばかりよ、オーホッホ!!!」

黒服「・・・・。」

神高「黒服!早速調査と準備にあたりなさい!」

黒服「ハッ!」

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あきゅろす。
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