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暗黒時代
Act.7 秩序


…、雲雀サンの時間って止まってるのかな…
ふとそんな事を考えてしまう程、驚いた…

「適当に座って」なんて雲雀サンは言ってますけど、
今更ながら彼と一緒にいるのは緊張します。

ですが、『はい』と言っておきます
雲雀サンはご機嫌のようなので…


『あの、聞きたいことが…』

そういうと、
「僕も君がいない間のこと、色々あったから話したいね」
と…

なので、「それは聞きたいです」とそれだけ応えた
だって事実聞きたいから


『ところで雲雀サン…、
いくつか質問が…』

「何?」

『えーと、まず…私は何故ここへ連れて来られたんでしょう?』
そう聞くと
彼はクスクスと笑いながら「簡単な話、積もる話もあるからココでゆっくり、ね」
と…、まぁ確かに教室じゃあまともに話せませんよね、
きっと今でも群れを嫌っているだろうから…

『じゃあ、何でここは並中の応接室と一緒なんですか?』

そう聞くと、少し考える素振りを見せつつ、きっぱり「僕が校長に申し出た」と言われました
やっぱり貴方は雲雀サンですね、怖いものなしですよ


『そうですか、では…今もココで風紀委員を?』

「勿論」

…やっぱり…、今まで腕章外してたみたいですが
今、腕章を取り出して制服に装着しました…
風紀委員長かな、やっぱり…

『では、…どうして2年生なんですか?それに、今も並盛の秩序なんですか?』

「ん…、僕は好きな学年にいるの
後ね、秩序は僕だけだよ」
当然と言うべくハッキリ言われました
聞いた私がバカだったようです…


彼は変わらず、風紀委員長で並盛の秩序で、最強でした―…





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あきゅろす。
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