暗黒時代
Act.5 視線
…、…何…
何で?クラス中から痛い程の視線を感じる…
特に両サイドから…
『あ、あの…沢田君、久し振りだね』
視線に耐えられず、取り敢えずお隣になった沢田君にご挨拶、
久し振りだから、ね
「…ツナか綱吉で良いのに…」
ちょっと拗ねたように彼はそう言った
でも、幼げだった彼はいつの間にか高校生っぽく
大人びていた…
「…華恋?」
そう思いながらぼーっと彼を見ていると
不意に名前を呼ばれたのでビックリして『!!はいっ』っと当てられた時のような返事をしてしまった
すると、彼はクスクスと笑いだした
彼は知らぬ間に随分と変わっていた…
雰囲気も、
顔も、
声も
全てが私の知らない彼だった―…
.
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!