NARUTO-ナルト- 02 そう思ったのに、僕は目を開け見慣れない天井を見ている。 何故、僕は生きている?此処は何処だ?何故此処に居る? そんな疑問が、僕の頭を巡った。その時だ、扉が開く音がし、入って来た人達が僕の顔を覗き込んできた。 「やぁ、ツバサ。初めましてだね?俺は、波風ミナトだよ。よろしく」 「ミナト、早くどくってばね!私にも、ツバサと話させるってばね!」 覗き込んできたのは、僕もよく知る2人。 僕が好きなマンガのキャラクター。NARUTOに出てくる、木の葉の里の英雄である[波風ミナト]と[うずまきクシナ]だ。 何故この2人が、僕の目の前に居るのか分からない。 そう思っている間に僕は、ミナトに抱き上げられていた。 ・・・はぁ? 抱き上げられている?何故?僕、結構重いんですけど?え?何で? 混乱しながらも、自分の体に目をやる。 『!!?』 僕の体は小さくなっていた。 多分僕は、前世での記憶を持ったまま生まれ変わったんだ。 だが、何故この世界に?僕がこの世界に居ると、世界が変わるんじゃないの?それとも……僕に、この世界を…この世界のシナリオを変えさせる気なの?疑問だらけだ……。 兎に角、この世界に生まれてきたんだ… 生きたいように、生きて良いよね? [*前へ][次へ#] [戻る] |