君達との出会い 翌日、買い物 『……………ん、6時30分…か。……あ、ご飯……ふぁ、ぁあ〜。……コーヒー入れよ。』 低血圧の割に、早く目が覚めてしまう僕は、寝ぼけた頭で昨日の事を思い返していた。 『……………ねぇ、何時に起きたの?』 「貴女が、降りてくる5分前ですよ。……この2人は知りませんが。」 「「………………」」 リビングに行くと、僕の父親の寝巻きを着た骸と恭弥、ラウの3人がいた。 『……そぉ。………朝御飯、何にしよう。あ、コーヒー飲む?』 「はい。いただきます。」 「………………飲む。」 「………………うん。」 恭弥とラウは無愛想に返事をするが、そこが2人の良さだ。 『………はい。ねぇ、朝御飯何が良い?』 「ありがとうございます。…トーストとか良いんじゃないですか?」 『お前の意見は、聞かない。』 「!!」 骸は無視が一番良い。恭弥とラウの意見が一番ハッキリしていて良い。 「「……和食」」 まさかのハモり…あ、ヤバイ。笑いそう。 『…………ップ、ククク。あ、ごめ…クク、がま…でき、クク、ない。』 我慢し切れなくなって、笑ってしまった。恭弥達の目が痛い。 『ごめん、ごめん。……和食ね。』 そう言って作り始める。 『……よし!出来た。骸、ツナ達起こして来て!』 「………はい。」 ちょっと嫌そうな顔をしたため、睨んだら素直に起こしに行った。 因みに、風はご飯を作っている間に起きてきた。(髪は、まだ結んでいない。そのため、少々色っぽい。) 「完璧、お母さんですね。」 『煩いな!風!さっさと此れ運んで!/////』 風の言葉?に、何故か少し照れた。 「はい、はい。クスクス。」 「「…ふぁぁ〜ぁ。おはよう/ございます。」」 「……………」 『おはよう、ツナ。隼人、おはよ。』 「……っけ」 「恭……俺は無視か?」 『…っち。…おはよ。』 「!!舌打ち!?」 「あ、あはははは…」 ツナ達も起きてきた。時刻は、7時30分。 コーヒー飲みながらゆっくりし過ぎた。 10時30分…… 『取り敢えず、服買うまで父さんの普段着着ててよ。……ツナには、大きいね。』 ツナの着ている父さんのダボダボな服の袖を捲ってやる。 「な、恭さん。大丈夫ですって、自分でできます!」 『……そう?』 ラウとジョットは、此方に来たときがスーツだったため、そのスーツでいてもらう。ツナ達は、学校帰りだった見たいで制服だった。 だから、父さんや僕の服を貸しているが、恭弥と隼人は僕の服。ツナにもと思ったけど、あまり私服を持っていない僕には、貸す事ができず父さんの服になった。 『…似合うね。その服』 「………………そうですか?」 「……………」 『………うん。』 恭弥は、下がジーンズで上が白いTシャツのシンプルな物に、袖無しのジャンパー。 隼人は、ダボジャージという簡単な物にドクロの付いたパンク系のシャツ。 骸は、父さんの服で下がダボっとした感じのジーンズに、薄く黒の豹柄の付いたVネックシャツ。 ツナは、下が僕の短パンで、上が薄い水色のシャツに淡い黄色のパーカー。 風も父さんの服で、下が破れジーンズで、上が赤いシャツに黒の七部袖ジャケットだ。 『じゃ、買い物に行こうか。』 僕達が来たのは、この街でも一番大きいショッピングセンターだ。 「「…………群れてる」」 『…2人で、同じ事を言うな。少し我慢しろ。 じゃぁ、各自必要最低限で服を選んで。その後、タオル買って、日常品買って……最後に浴衣買うから』 「…………何故、浴衣なんて買うんです?」 『もうすぐ夏で、夏祭りがあるから。』 「「「え?」」」 またハモった。 『あ、そっか。そっちじゃ、秋だもんね。』 「はい。」 『此方は、もうすぐ夏だから。』 そう言って服を選びに歩き出した。 『ツナ、これどう?』 「あ、カッコいい!」 『じゃぁ、これね。』 ツナの服を決めていたら、 「ねぇ、決まったよ。」 恭弥が来た。 『早!まだ、10分位しか経ってないよ?』 そう言って恭弥の持っている籠を見ると、シンプルなパーカーやシャツ、ジーンズがあった。 『……皆が決まるまで待ってて。って言いたいけど、早く買い物済ませるから恭弥は、僕とタオルとか買いに行くよ。…………それ、貸して。』 「………はい。」 取り敢えず、恭弥のだけ買ってタオルを買いに行く事にした。 『ツナ、皆に此処にいるように言っておいて。』 「あ、はい。」 『タオルとか何色にしよう?………炎の色と同じでいいかな?』 「……被るでしょ?」 『あ、そっか。…髪の色……も被る…………どうする?』 「…………両方にすれば?」 『成る程!その手があった。じゃぁ、恭弥は紫か黒…どっちが良い?』 「…………黒。」 『オッケー』 無事にタオルを買えたため、同じ色で茶碗や箸も買った。 恭弥が黒で、ツナがオレンジ。ジョットが黄色で、ラウが紫。隼人が白で風が赤、骸が藍色だ。 『ツナー。決まった?』 「恭さん!はい、皆決まりました。」 それぞれが持つ籠の中に、寝巻きを含めて…6、8着位あった。 ツナは、ジーンズや短パンにパーカー、シャツ。 ジョットは、Yシャツ等にジーンズ。 隼人は、ドクロが付いた服が多いパンク系の服。 骸は、漫画でも着ていた霧柄?のTシャツや、パンツにジーンズ。 ラウは、黒がメインのシャツやジャケット、ジーンズ。 風は、赤がメインのチャイナ系の服だ。 『じゃぁ、さっさと買おう。』 ――――――――――― あとがき はぁー!!やっと終わったー 朝の恭の性格ですが……機嫌が悪いのです。(骸とジョットの時だけ) 風が髪結ってないバージョン見てみたいな〜と思い、書いてみました。 此からも、よろしくお願いします!m(_ _)m *Pronext# [戻る] |