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君達との出会い
何処に…


『……………恭弥』
「え?恭さん?」
『……………はぁ〜。まったく、あの子は!
僕、探してくるから』
「え!?恭さん!一人じゃ…」


僕は家を飛び出して、恭弥を探しに行った。
後ろでツナ達が何か言っていたが、耳に入ってこなかった。
















『…………はぁ、はぁ。っはぁ……何処、行った…っのさ!(この街の事あまり知らないくせに……散歩って)』

勢いだけで家を飛び出してしまった。
何処にいるのか、当てもないのに………




『??何……この音』



ヒュン ドカッ バキッ

「っぐはぁ!」「っうぐ!」「ゆ、許してくれ!ぎゃあぁぁー」

恭弥を探して通りがかった公園。
ツナ達に出会った公園だ。

そこから、男の呻き声に近い悲鳴が聞こえてきた。



「…………僕は今、機嫌が悪いんだ。
そんな僕の目の前で群れていた、君達が悪いんだよ」


そこには、血の付いたトンファーを持った恭弥と怪我をした不良が数人いた。


『!!……何、あれ。何で…』
「!……恭。そこで何してるの?」
『な!……それは、僕の台詞だ!何で…………そんなに血だらけになってるのさ!?』

凄く気持ちが悪い…
近付く程に増す、血の臭い………鉄の臭い。

「何でって………僕の目の前で群れていたから、咬み殺してただけだよ」
咬み殺してた………だけ?

『……ふ、ふざけるな!咬み殺してただけ?
そんな言い訳、此処では通用しない!無闇やたらに人を傷付けるな!(キッ)』
「……………」

僕が怒鳴れば、恭弥は大人しくなった。
恭弥のあの性格だ、怒られた事なんて無いだろう。



『君達何やってるの!?
そんなところで固まってないで、さっさと帰りなよ!』
「!!あ、ぁあ」「うぁぁあ」

不良達は叫びながら何処かに消えた。
よく見れば、血はトンファーだけじゃなく、恭弥自身にも付いていた。

『帰るよ、恭弥。…………お風呂、君の番だから』
「……………うん」






ーヒバリVisー

僕が公園で群れていた不良を咬み殺してたら、何時の間にか恭が来ていた。
恭は僕が「咬み殺してただけ」と言ったら、怒りだした。
群れていた不良も逃がした。



『帰るよ恭弥。……お風呂、君の番だから』
「…………うん」

そう言って僕の手を取り、歩き出した。
歩いている間、恭は喋ろうとしなかった。






『………ねぇ、恭弥。
…何であんな事したの?』
やっと口を開いた。
俯きながら、でもハッキリとした口調で…
「……………わからない。ただ、君があの小動物が好きだって言った途端に、頭に血が上ってた」



【キス】した理由は、わかっている。
ただ、今は言えないだけ…



『え?…と言うかさ、君、人の話は最後まで聞きなよ。
僕が言ったツナへの好きは、友達としての好きと同じだって言おうとしたのに……………恭弥はどんな好きだと思ったのさ…』
「…………………恋愛対象」
『………はぁ?』


恭の小動物に対する気持ちは、恋愛対象じゃないんだ……
僕達は、家に着くまでそんなことを話していた。
……勿論、手は恭が僕の手を取った時のまま繋がれている。
恭の手は、僕の手をしっかりと握っている。
わかっててやっているのから無意識でやっているのか、はたまた僕を逃がさない様にしているのか、わからない。




ただ…………凄く可愛い



『恭弥……何、ニヤニヤしてんのさ!?』
「クスクス。何でもないよ」
『ムウッ。絶対何かあるよね?』
「クス。無いよ」













―――――――――――

あとがき


……………すみません!!
約1ヶ月も空いてしまいました…

今月は、テストがあったり、九州震災?があったり、終業式があったりと忙しくて更新するのが遅くなってしまいました!!
と、言っても終業式は、今日だったんですけどね?
それに、僕の学校は前期・後期の二期制なので、『終業式』でなく『夏休み前集会』なんです。



今回、恭弥と恭しか出てない!!

骸)まったくです!何故僕が出てないんですか!?

雲)……魁が、君の事【無】としか思ってないからじゃない?

骸)黙れ変態!!

皆)お前にだけは言われたくない!!

骸)Σ( ̄ロ ̄lll)

骸……君、バカでしょ

骸)あなたに言われたくあるません…

あ、そう言えば今日って財〇光の誕生日だよ!

ツナ)え?テニ〇リのですか?

うん。そうだよ?
格好良いよね〜仁王〇治

骸)無視された!!それに、キャラが変わってます!!

良いんだよ、別に。
僕は、光より雅治派何だよ!!

ツナ)もはや消し使った意味がない!?



次回はなるべく早めに更新できると思います!!


光の誕生日過ぎるまで後4分でしたorz

*Pronext#

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あきゅろす。
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