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額縁

何年前からか記憶が無い。
理由は分からなかった。
模索するのもめんどくさかった。
だけど君の事だけは覚えていた。

今日も額縁の外の君は老けて行く。
きっと明日は更に老けるのだろうか。
段々と弱る君を見ていく事しか
出来なかった。

ある日、君は布団の上にいた。
寝ているのか、眠ったのかここからじゃ
分からない。

いつの間にか僕の隣には君がいた。

ただ、お互いに額縁の外にかわりはない。




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