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世界図絵-ORBIS SENSUALIUM PICTUS-
モンスターボール-ポケットモンスター・オリジナル-
モンスターボールは、モンスターの所有や捕獲に大きな影響を及ぼす重要な道具だ。

モンスターを捕獲する『トレーナー』は『ボール』にモンスターを納め携帯する。元来『ポケットモンスター』という呼称自体『ボールに納めることにより、ポケットに入れて持ち歩けるモンスター』ということに由来する。その意味では『ボール』機能の最も基本的要素は『携帯』にあると言える。

元々人界に存在していたモンスターを『ポケットモンスター』と呼んでいたが、神界・魔界・魔法界などのモンスターも『モンスターボール』でポケットに入れて持ち運べるようになったため、全てのモンスターを総じて『ポケットモンスター』……縮めて『ポケモン』と呼ぶことになった。

更に電子空間の『転送』マシンでの『回復』など、ボール収納によりはじめて可能となることも多い。

ポケモンを何匹携帯するのか。それは各自の良識に任される。一部の例外を除き、一般的にはリーグが定めた『1トレーナーにつき6匹』という規定が最もバランスの良い数と考えられている。


加えて重要なのが『捕獲』機能だ。戦闘後、ボールを投げ野生のポケモンに当てることで、ボールの内部に吸収する。相手をある程度弱らせることが条件。体力がまだ十分である場合、捕獲に失敗することもある。技術的な部分では捕獲に有効な『当てどころ』がある。トレーナーの知識が問われる場面だ。



目的によって沢山の種類の『ボール』がある。店で買える物から、職人手作りのものまで様々だ。大抵強い野生ポケモンに対しては強力な『ボール』を用意する。また捕獲後はそのまま『捕獲時のボール』に入れて持ち歩く。そのような理由からトレーナーの実力と『ボール』のランクは一致する傾向がある。一般のトレーナーは通常のモンスターボールを使用し、ジムリーダーは全員がポケモン協会より支給されたスーパーボールを、四天王等の最上級なトレーナーには実力者に相応しくハイパーボールを…といった具合である。



ポケモンの所有者、つまり主人以外の人物が他人のポケモンを出し入れすることは基本的に出来ない。それは『モンスターボールの開閉』が単にトレーナーだけの意思ではなく、ポケモンの意思も介入しての相互的なものであることを示している。



『モンスターボール』の内部には『キャプチャーネット』と呼ばれる目に見えないほどの細い捕獲網が仕込まれている。これが捕獲時ポケモンをボール内部に引きずり込む。また、その捕獲網を外側に誂えた特殊な道具もある。




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