MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第51話 通学路 1
◆◆◆
勇人の『お前らは俺様の奴隷』宣言から時を少し遡り、鳳凰学園に入学するとある生徒達の登校風景。
「待てコラ土見ぃぃぃぃぃ!!」
「逃げてんじゃねぇぞ神城ぉぉぉぉぉぉ!!!!」
悠希「ったく、しつけぇなー」
稟「つーか俺達が何したってんだっ!?」
「「「楓ちゃんと同棲してるだけで重罪じゃゴラァァァァ!!」」」
通学路を全力疾走しているのは、今日から鳳凰学園に通うことになった『土見稟』と『神城悠希』。
そしてその2人を血眼で追い掛けているのは、2人が通っていた中学で『KKK』と呼ばれている、2人の幼馴染みである『芙蓉楓』の親衛隊であった。
悠希「楓置いてきて大丈夫だったかなー?」
稟「ハァ……桜も……ゼェ…高町や……直枝達も………付いてるんだ……ゼェ……大丈……夫……だろ……」
2人は同じスピードで全力疾走しているはずなのに、息1つ乱さずに余裕で走ってる悠希に対し、稟は息も絶え絶えの状態だ。
稟「何でお前……ゼェ……そんなに……余裕なんだ……よ………ハァ……」
悠希「稟とは鍛え方が違うんだよ♪」
親衛隊「「「「待てゴラァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」」」」
悠希「ホントしっつけぇ奴等だな…………」
裏の社会を生きている少年でも、親衛隊の行動力と執念深さと嫉妬心は呆れる程に凄まじかった。
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