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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第4話 案内





ことりと別れて、俺とレンは自分の家に入る。
ドアを開けると、中もまた偉く広い。何かもーどっかのホテルみたいな感じだ。
洋館だからか、靴は脱ぐ必要はないのでそのまま玄関から奥へ進んでいく。
居間のような所に出た。
必要な家具はもう大体揃っていて、後は自分で買いたいものを買えばいい。
他にも色々見て回ったが、やはりこの家は広い。


勇人「早めに皆呼んどくか? 特にセバスチャンと使用人」


さすがに俺とレンだけでは掃除するのにも手間が掛かる。

グゥ〜〜〜……

と、唐突に腹が鳴った。


勇人「そういや昼飯食ってなかったな」


俺は一先ずレンも連れて、昼食を取るために先程の商店街へ向かうことにした。
たが、俺が今まさに玄関の扉を開けようとした瞬間

ピンポーン、とインターホンが鳴り響いた。

誰だ?
俺は首を傾げながらも玄関の扉を開けた。


ことり「こんちわっす♪」


やってきたのは、つい先ほど別れたばかりのお隣さん。
白河ことりだった。
家で着替えたのか、服装は制服から赤と白を組み合わせたような私服を着ている。


勇人「どうした?」

ことり「遊びに来たんですけど…何処かへ出かけるんですか?」


ことりは、俺の服装を見てそう聞いてきた。
服装というか帽子を被っているからか。
普通家の中で帽子は被らない。


勇人「まだ昼飯食ってなかったからな。さっきの商店街にでも行こうとしてたところだ」


レンも連れていくから猫も食わしてくれるようなとこがあるといいが……。


ことり「それなら私が案内しましょうか? この島に引っ越してきたばかりなら、まだよく知らないでしょうし」


一人でも問題ないと言えばそうだが、ま。ありがたい話ではある。


勇人「それじゃあ、任せていいか?」

ことり「はい。大船に乗った気でいてください!」


◆◆◆


ことりの案内で、商店街に再びやってきた俺とレン。


ことり「この先に行ったところに美味しいお蕎麦屋さんがあるんです。店員さんに頼めば、その猫さんにも食べさせられると思います」


それは有り難い話だ。
動物を入れていい店ってあまりないんだよなぁ。
レンに人型になってもらうことも出来るが、ことりがいるんじゃそれは出来ないし。


ことり「…………」


ふと横を見ると、ことりが何故かコチラをじっと見ていた。


勇人「?……何だ」

ことり「あ、いえ。何でもないっす」


慌てて視線を外された。
何なんだ……。


ことり「あ。あのお店です」


どうやら美味しいお蕎麦屋さんとやらについたようだ。
俺達は蕎麦屋に入店した。





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