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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第30話 神爪勇人VSネロ・カオス そして………





◆◆◆



-勇人 side-





勇人「―――もしかして……遅すぎる登場だったか?」



俺達が桜公園内に到着した時には、既にアルクェイドがネロの使い魔に包まれ、志貴がネロの使い魔に喰われている処だった。







ネロ「このモノ達を助けに来たのだろうが、些か遅かったな。既に勝負はついた」



勇人「ま、相手が“混沌”じゃ仕方ねぇのかもしれねーやな………」




眼鏡の奥の眼を細めて2人を凝視する。



少なくとも2人共、今すぐどうなるって訳でもなさそうだな。




勇人「一応、今この島の管理者は俺だからな。俺のシマで好き勝手暴れるようなら、相応の落とし前はつけさせてもらうぜ?」



ネロ「真祖の姫を追って、この極東の地へとやって来たが…………ク――――偶然に翻弄されるのも悪くはない。『十皇』の一角である『魔神』を殺す痛快さ、真祖狩りなど比較にもならん…………!!」




刹那、ネロの体内から数多の使い魔が現れ、その俊足をもって襲いかかってくる。




勇人「レン、セバスチャン、会長命令だ。さっさとあの有象無象の塊を黙らせるぞ」



セバスチャン「Yes,my lood.」



レン「……………(コクリ)」




◆◆◆




-志貴 side-




ジワリと身体が痛み、目が覚める。




ここは…………?




あぁ………そうか。



アイツを助けられなかったんだ。




周りに群がるケモノ共が俺の身体に牙を立てる。




殺される。




殺されていく…………





また殺されるつもりか……?






















一度殺サレタッテイウノニ―――――――――――





怖イトカ、痛イトカ




ソンナ余分ナ事ナンテ無カッタグライニ





……………憎カッタ




タダ………殺シタヤツガ憎カッタ






何ヲ耐エル事ガアル?




何故コラエル?




コノママ喰ワレテ………………………………殺される?





そんなのはイヤだこんなに痛いのはイヤだこんなに怖いのはイヤだ意識があるのに喰われるのなんてイヤだ生きたまま死ぬなんてイヤだこのまま殺されるなんてイヤだそれでも俺はここで殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺サれる殺サれる殺サレる殺サレる殺さレる殺されル殺サれる殺さレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル殺サレル




……………コロサレル






志貴「……は……はは………」





壊れる……




壊れている







とっくの昔に





目にはこんなモノしか見えてない



















こんな“モノ”しか―――――――――――――――――






◆◆◆



-勇人 side-




勇人「―――――Ah?」



突如、志貴に群がっていたネロの使い魔達の首が斬り飛ばせれてくる。




次々と頭を斬り飛ばし、ケモノ達の切断された首からは、黒い血が噴水のように勢いよく溢れ出ている。



そのケモノ達の死骸の中心に、1人の男が立ち上がり歪な笑みを浮かべていた。



降りしきる血の雨を、全身に浴びながら、その男は笑っていた。






◆◆◆



-志貴? side-





殺される、殺される



















きっと間違いなく殺される





















志貴?「―――――クッ」





















他の誰にでもなく





















他の何にでもなく
























志貴「あ……あははははっアハハハハっアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ」





オマエは俺に、殺される!!!!







志貴?「………くくっ。俺を殺したいんだな、化け物」





ならば俺達は似たモノ同士……





志貴「………いいだろう」
























――――――さぁ、殺し合おう







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あきゅろす。
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