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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第209話 集いし者達






◆◆◆


《神爪家‐広間‐》



一先ず浦原喜助の提案で、勇人の家にお邪魔することとなった稟達は、広間で互いの状況を報告していた。


喜助とルルーシュ、イヴと芳乃さくらは今席を外している。




ハヤテ「それにしても驚きましたよ。まさか皆にも同じような現象が起きてるなんて」


純一「それはこっちの台詞だっての」


恭介「エレメントとやらが発現したのは、バニングスと月村だけじゃなかったんだな」



ゴールデンウィークの時に行った無人島で起きた一件以来、立て続けに事件に巻き込まれてしまっており、何か運命とか因果とかデカイものが作用してるとしか思えない。


そんな現状でも、多少の危機感があっても悲観的にならないのは、どこぞの生徒会長さんの影響だろうか。



稟「………あいつらも、巻き込まれたのか?」


稟の言葉に、皆はそのアイツ等に視線を向ける。


この広間の隅に横たわって魘されている女性を起こそうとした男が、突然起き上がった女性の頭に鼻を強打して、鼻血を垂らしていた。



キキョウ「誰かの知り合い?」


真人「いや、見ない顔だな」


樹「井上織姫ちゃんだね。学園上位のバストサイズと天然を誇り、学力も上位だよ。……あぁ、男のほうは知らない」


麻弓「うーん……確か、隣のクラスの茶渡泰虎くんだったと思うけど」


謙吾「よく知ってるな……」


樹「当然さ♪ 学園で俺様が知らない女の子はいないからね」


麻弓「非公式新聞部として、当然なのですよ♪」


キキョウ「……同じ情報通でも、二人の印象はまるで違うわね」


シア「あはは……」




なんて、いつものようなバカなやり取りをしていたら、




喜助「おや、ようやくお目覚めみたいっスね」



浦原喜助達が、広間に入ってきた。


彼等がやって来て、稟達は雑談を止めにし、多少緊張した面持ちで、彼等に聞く。




恭介「それで……一体今、この島に何が起きてるのか、聞かせてくれるのか?」





◆◆◆



《初音島‐住宅街‐》




勇人「……ようやく、出てきたか」



空を見上げると、空に浮かび上がっていたヒビが一ヵ所に集まってきていて、島中にいるホロウが、その一点を目指して集まってきていた。







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