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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第211話 メノスグランデ





◆◆◆


《初音島‐工事現場上空‐》




勇人「――――あれは………!」




霊力が極端に集まっている地点へ飛んできた勇人は、そこで背中合わせで戦っている、黒崎一護と石田雨竜の姿を見つけた。


そして………





勇人「タイミングがいいのか悪いのか………!」



………瞬間、空が引き裂かれた。




その引き裂かれた空の間から、巨大なホロウの顔が這い出てくる。





勇人「やはり、大虚‐メノスグランデ‐か……下級大虚‐ギリアン‐とはいえ、何故現世に………?」



軽く舌打ちしつつ、勇人は地上を見やる。

まだ地上には大量のホロウが存在し、一護と雨竜はホロウに囲まれたままであった。




勇人「まずは彼方を片付ける」


即急降下し、勇人は斬魄刀を現出させて、地上に群れるホロウを薙ぎ払う。

そしてそれに続くように、火薬が破裂するような爆音が轟き、更にホロウが吹き飛んだ。

突然の出来事で、一護と雨竜は驚いたように顔を向け、気配で何となく誰か理解した勇人は、





勇人「随分遅い到着だな」



と、悪態をついた。


その現れた人物は、
















喜助「いやー、スイマセンねぇ、準備に時間がかかっちゃって」


この場にはそぐわない能天気な声を出して現れたのは、浦原喜助。



一護「テメェは、ゲタ帽子と……誰だ!?」

勇人「……自己紹介しとくか?」



もう学園で自分の事を知らない者はいないと思っていた勇人だったのだが、どうやらそれは自意識過剰だったらしく、軽く溜め息を吐くのだった。



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