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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第190話 禁断の召喚術





◆◆◆



《鳳凰学園高等部-屋上-》




悟衛門「―――手裏剣影分身!!」


投げた手裏剣が空中で幾千に分身し、ユリアを包囲するように展開される。


逃げ場無し。そして、包囲して空中に停滞していた手裏剣が、一斉に襲いかかる。



ユリア「―――禁術 転生召喚!!」



柏手を打つと、ユリアの足下に魔法陣が浮かび上がり、陣の中心から1つの棺が姿を現す。


ガコンッと棺の蓋が開き、中から一体の死体が現れた。


瞬間、




死体を中心に水柱が立ち上がり、包囲して襲いかかってきた手裏剣を吹き飛ばした。





悟衛門「今の水の魔法…まさか、あの方を呼び出すとはのぉ……」



水柱が止み、ユリアと死体の姿が顕になっていく。


現れたのは、白髪の男。


彼は、魔法世界において最高の魔導師と謳われ、今の魔連を築き上げた1人。




悟衛門「神牙羅豪………」



かつて、勇人の曾祖父である神爪総賢と、魔連の総帥の座を巡って激闘を繰り広げた末に敗れ亡くなった、伝説の魔導師。




羅豪「この術…転生召喚か……禁術でワシを呼び出したのはこの女か…大した奴よ」


悟衛門「死者を甦らせる禁術…まさか完成していたとはな……」


ユリア「ククク…結構苦労したけどねぇ」


悟衛門「死者を愚弄しおって……時を弄ぶとろくなことにならんぞ!」



厄介な相手が1人増えて、より警戒心を強める悟衛門。



『禁術 転生召喚』


死者をこの世に召喚する禁術の召喚術。


全盛期の神牙羅豪が考案した魔法で、同時まだ未完成だった術式をユリアが完成させたものだ。




悟衛門「持久戦は不利じゃな……」



速攻で片をつけるため、悟衛門は駆け出した。







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あきゅろす。
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