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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第186話 ミハイル・ロア・バルダムヨォン





◆◆◆



《桜公園-枯れない桜-》




さくら「みんな逃げてっ!!」


ロア「逃げられると思うのかね?」



パチンッとロアが指を鳴らすと、周りの地面の中からゾンビのように人間がユラリと辺りを囲むように現れた。


彼らはロアの犠牲になった人間達で、吸血鬼となり既に死んでいる。




純一「…………ヤバそうな展開だな」


稟「どうするんだよ……」


恭介「勇人もいない、絶体絶命だな……」



ジリジリと寄ってくる吸血鬼達から少しずつ後退し、純一達は一ヶ所に固まっていく。


環が弓を構えて矢を放つが、やはり数が多すぎるのか、吸血鬼の数が減るようすはない。




さくら「御祓の結界が張られてる筈なのに……!?」


ロア「あれならば既に私が壊したよ、中々に強力な神道魔術だった」



勇人の結界が張られてあったのなら、結界内で吸血鬼が活動出来るはずかない。


ロアやアルクェイドといった強力な吸血鬼ならば話しは別だが。




ロア「さて、白き姫と対峙する前に、少し血を貰っておくとしようか」



ロアがさくら達に近づこうと、足を動かした瞬間、





「―――黄金の連打-ゴールド・ラッシュ-!!!!」


「―――魔法の射手・連弾・闇の500矢-サギタ・マギカ・セリエス・オブスクーリー-!!!!」



ロア「!?」



空から飛来してくる無数の金色と闇色の弾丸を後ろへ跳んで避け、ロアは上空から降りてきた2人を睨み付ける。





ルルーシュ「無事か、お前達?」


イヴ「……まだ生きてる?」



上空には空間に穴が開いており、その穴の中から降りてきたのは、生徒会本部の副会長と会計だった。





ロア「根城から出た途端に千客万来だな……」


イヴ「手配書で見た……アカシャの蛇」


ルルーシュ「今回の事件で、勇人が追っている奴か。アイツ、本当に何処彷徨いてる……」




捜していた犯人が目の前にいるというのに、その場にもいない勇人に内心舌打ちをしながら、ルルーシュは何が起きたかよく分からないといった純一達を一瞥し、




ルルーシュ(非戦闘員が多すぎる。芳乃さくらと胡ノ宮環が魔法使いだとは聞いてるが、どの程度の戦力かは不明。向こうは死徒二十七祖の番外と、無数の吸血鬼擬き。それに対して、此方の駒は………)




一秒にも満たない間に思考を繰り広げ、自身の得物を起動させる。





ルルーシュ「蜃気楼……Set,UP!!」







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あきゅろす。
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