MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第171話 動き出すナニか
◆◆◆
《鳳凰学園グラウンド-選手席-》
健児「―――えー…それでは第1回戦、剣儀烏哭VS綾崎ハヤテ。試合開始!!」
審判の声が高らかに響き、今、試合が始まった。
その時、勇人はふと空を仰ぎ見る。
勇人「…………何だ?」
この学園に…いや、初音島全体に強い霊力と、重く乱れた魄動が、空間を覆っていく。
勇人(ロアか…いや、そんな感じじゃねーな。これは…虚-ホロウ-か………?)
まだ位置は遠いが、それでもかなりの数のホロウと、更にデカイ霊力の気配が、ヒシヒシと感覚神経を刺激する。
勇人(チッ…大虚-メノスグランデ-の気配まで……学園にはフォーベシイの結界が張ってあるから安全だろうが、街が心配だな)
舌打ちしつつ、勇人が島に張ってある感知結界に神経を張り巡らせ、島内に起こっている異常を探る。
勇人(ホロウの数が1…2…3………あー、数えんのダリィ、少なくても50以上はいるな。後は…動いている霊圧が複数……何だ、喜助も島に来てんのか……?)
見知った霊力を感知し、勇人は一先ず、古い付き合いである浦原喜助に話を聞こうと、
勇人(―――空間移動-テレポート-)
―――この場から空間を跳んでいき、姿を消した。
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