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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
世界観説明


月に人が移住した世界。地球と月との距離に比例するがごとく、両人類の関係は悪化し、ついには大規模な星間戦争…オイディプス戦争が引き起こされた。そして終戦後、数百年が経ち、双方の文明は衰退し冷戦状態にはあるものの、地球と月との交流は細々と続けられた。

衰退した文明も再び発達していき、『宇宙暦』と呼ばれる時代。地球人が月より遠くの宇宙へ本格的に進出してから数百年が経過していたが、人々の生活そのものは『一部』を除き西暦21世紀と差程変わってはいなかった。

その『一部』とは、地球と月との戦争で『時空震《クロノクエイク》』と呼ばれる災厄が起き、その時に生まれた時空の歪みが徐々に広がり新西暦現在から約20年程前に、地球に2つの門《ゲート》と呼ばれる空間の穴が出来た。その『門』の先にあったのは、『神界』と『魔界』と呼ばれる2つの世界。後にそれは『開門』と呼ばれることになり、その『門』は現在日本の近辺の海に在る遺跡後に存在している。門が出来たことにより世界は繋がり、人間界は変化した。

一つは人間が『魔法学』を学べるようになったこと。
その魔法学で、地球人は『錬金術』を科学で扱えるようになったこと。
『神界』と『魔界』の魔法を参考に、地球人独自の魔法を錬金術同様科学として使用出来るようになったこと。
神族と魔族が人間界に移り住めるようになったこと。

『神界』『魔界』『人界』…これら3世界は約1000年振りとなる強い結び付きを取り戻すことになり、その影響により人界は政治的にも、軍事的にも、宗教的にも、経済的にも未曾有の大混乱へと陥る。

そんな中、神界と魔界の王が日本と国交を結ぶと、日本だけに利益を与えてなるものかと、3世界は1つに纏まった。
後に開門から二年後、日本にて『3世界平和宣言式典』が執り行われることになった。
そしてその様子を、月のスフィア王国は渋々黙って見ていたのだった。

人間界の現代社会にも色々変化はあったが、生活そのものにはあまり大きな変化はなかった。

そして生活が変わらなかったのは、地球と月との戦争だけではなく、旧西暦時代に地球へ落下した隕石による被害と混乱のため、地球人の進歩が一時的に停滞したからであった。

隕石の調査を行った地球人の科学者達はそれが人工物であり、何者かの意図によって地球へ落とされたものであると確信した。
何故なら隕石は地球近辺の宙域に突如出現した後、地球へ落下…しかも落着前に減速していたことが判明したからである。
また隕石内部には他者に閲覧されることを前提とした状態で、地球人類にとって未知の物質と技術情報が封入されていた。
それらの未知の技術…オーバーテクノロジーは、世界政府上層部の面々で構成された『OT特別審議会』と『OT機関』の厳重な情報管理の下、さらなる調査が進められた。
そして何者か…すなわち地球外知的生命体が使用していると思われる『有関節人型機動兵器』と『特殊能力保有人間』のデータが発見された時点で、地球人は彼らに強い警戒心を抱いた。

地球人は地球外知的生命体がオーバーテクノロジーを人類へ提供した理由を推測し、それが達成されるまでの過程に侵略行動が組み込まれている可能性が高いと判断した。地球人は、地球外知的生命体や地球よりも進んだ科学力を持つ月に対抗しうる人型機動兵器と、超能力者の開発が開始されることになった。

しかし世界政府は、地球外知的生命体の存在を民衆には公表していない。



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あきゅろす。
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