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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第136話 第5次聖杯戦争





◆◆◆




勇人「―――やっぱ聖杯戦争なわけか」




女性の英霊……キャスターの話を聴いて、軽く息を吐く勇人。




初音島と橋で繋がれている本島。その本島にある『冬木市』で行われた“第4次聖杯戦争”。


あれからまだ数年しか経過していないというのに、もう“第5次聖杯戦争”が開始されていた。





勇人「ホント、めんどくせぇ時にめんどくせぇ事件が重なるな……」



と、内心舌打ちする勇人に、キャスターは





キャスター「私からも聞きたいことがあるわ」



と、少し警戒するような視線を勇人に送りながら、言った。






キャスター「どうしてアナタから、私に魔力が流れ込んでくるの!?」




キャスターが意識を失って勇人に拾われてから、約2週間ほどだろうか。


それだけの時間が経過したが、彼女が目覚めたのは今朝。


勇人も今日は旅行という予定があったため、目覚めて困惑しているキャスターを連れて、一緒に旅行へやって来たのだ。


そして、目覚めてから今まで気になっていたことを、誰にも言えず、聞くことも出来なかったからか、勇人に掴みかからんばかりの勢いで、キャスターは聞いた。





勇人「どうしてって、そんなもん説明しなくても分かってんだろ?」



勇人は右腕をキャスターに見せて、そう言った。



勇人の右腕には、刃のような形をした赤い紋様が、3つ円形になって刻まれていた。




『令呪』




サーヴァントに強制的に命令を下せる絶対的な力を持ち、それはサーヴァントとの契約の証だった。





勇人「アンタと一緒に倒れていたマスターは既に瀕死だったからな、死ぬ前に令呪を奪って契約を移行させてもらった」


キャスター「そんな…ありえないわっ!! 令呪を奪う……それも契約を移行させた…並みの…いえ、一流の魔術師でもそんなこと出来るわけが………」


勇人「出来たから今こうしているわけだが?」




勇人の言葉に、キャスターは押し黙る。


それでもやはり、勇人のやったことに納得出来ていないのか、ブツブツと1人で考え込んでしまった。





勇人「ま、数日はこの島に滞在するから、ゆっくりと状況を纏めるといい。今後どうしたいかもな」




勇人はそう言って、キャスターを部屋に残し出ていった。








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あきゅろす。
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