MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第１３２話 旅行に行こう!!
◆◆◆
《神爪家-門前-》
勇人「―――一応、適当に知り合いに声かけとけとは言ったが……」
翌日の早朝。
澄み渡る朝の空気に小鳥の鳴き声が囀ずるなか、
勇人「集まりすぎじゃねーか？」
自宅の前に集まる皆を見て、勇人は若干呆れた声を、隣にいる神王と魔王に向けた。
神王「まぁ、いーじゃねぇか。バスも船も、大きいのを用意してあるしよ！」
魔王「そうそう、旅の人数は多い方が楽しいよ♪」
勇人「ま、いいけどよ………」
軽く溜め息を吐きながら、勇人は集まった面子を確認する。
ルルーシュ・ランペルージ
Ｃ．Ｃ．
レン
セバスチャン・ミカエリス
アリシア・テスタロッサ
リインフォース
霧羽香澄
霧羽明日美
鷺澤頼子
霧谷希
イヴ・ルナティーク
高町なのは
フェイト・Ｔ・ハラオウン
八神はやて
シグナム
シャマル
ヴィータ
ザフィーラ
リインフォース・ツヴァイ
アルフ
アリサ・バニングス
月村すずか
朝倉純一
朝倉音夢
芳乃さくら
水越眞子
水越萌
白河ことり
杉並
天枷美春
月城アリス
胡ノ宮環
森川智子
佐伯加奈子
田端
神城悠希
土見稟
芙蓉楓
リシアンサス
キキョウ
ネリネ
リコリス
時雨亜沙
カレハ
麻弓＝タイム
緑葉樹
八重桜
棗恭介
棗鈴
直枝理樹
宮沢謙吾
井ノ原真人
神北小毬
三枝葉留佳
能美クドリャフカ
来ヶ谷唯湖
西園美魚
古式みゆき
吉井明久
坂本雄二
島田美波
木下秀吉
土屋康太
小日向雄真
渡良瀬準
高溝八輔
河野貴明
向坂雄二
結城梨斗
西連寺春菜
籾岡里紗
沢田未央
古手川唯
猿山ケンイチ
綾崎ハヤテ
三千院ナギ
マリア
桂ヒナギク
鷺ノ宮伊澄
愛沢咲夜
橘ワタル
花菱美希
瀬川泉
朝風理沙
平沢唯
秋山澪
田井中律
琴吹紬
岸谷新羅
平和島静雄
折原臨也
剣儀烏哭
藤林杏
藤林椋
勇人が知っている面子だけでも８０人以上が確認出来た。
後は会ったことのない面子が何人か。
坂本雄二にアイアンクローを食らわせたり、木下秀吉の腕を取って関節技を決めてたりと、何か妙な人物が何人かいる。
そして………
？？？「……………」
少し前に勇人が家に運んできた、フードを深く被った謎の女性が、勇人の後ろに立っている。
他にも何人かに声をかけたが、工藤叶やリンディや桃子達などは、仕事や用事があって来れないとのこと。
勇人「それでも９０人近くいるな」
大型バス三台位で足りる…か？
◆◆◆
宿泊の荷物を持って、各々集まった学生(…一部学生ではないが…)達。
各々に別れて、みんな適当に雑談を交わしている。
悠希「よりによってこんな時に旅行か……」
稟「お前、何でそんなに疲れてるんだ……？」
悠希「アレだ、アレ………」
クイッと、悠希が指を向けた方向に視線を移すと、そこにはダークスーツを身に纏った、やたらと目立つ２人の男がいた。
楓「悠希くんのお知り合いなんですか？」
悠希「知り合いっつーか…バイト先の先輩ってゆーか……」
稟「前々から思ってたんだが、お前どんなバイトしてるんだ？」
悠希「………………」
稟の言葉に、悠希は押し黙る。
その様子に稟は首を傾げるが、
高志「なーに暗い顔してんだよ、悠希ー!!」
流「そうだぞ、オチビー!!」
その噂の先輩方が突然、悠希を両サイドから抱き着いてきた。
いきなりの出来事に少し飛び退き気味に、悠希から距離を置く稟。
悠希「２人とも、暑苦しいっす」
２人に抱き着かれてる悠希は、いつものことなのか、既に諦め気味の悟りの境地で、軽く溜め息を吐いて項垂れている。
てゆーか………
稟「お前、敬語喋れるんだな……かなりギリギリの敬語だが」
楓「体育会系みたいですね…」
敬語と呼ぶのも怪しい言葉遣いだが、年輩も問わずに誰にでもタメで喋る悠希にしては、稟と楓の視点から見れば大分珍しい光景だった。
◆◆◆
雄二「ま、待て翔子！ 何でお前がここにいるんだ!?」
翔子「……夫の旅行に着いていくのは妻の勤め」
雄二「Σそんな勤めは無あだだだだだだだっ!!」
坂本雄二がアイアンクローを見舞っている様子を見ながら、周りにいる皆は、
向坂雄二「……何か、他人事に見えねぇ光景だぜ」
貴明「え、何が？」
向雄「何でもねぇよ」
何かを身近に感じるのか、後にある種の友情が生まれたとかなんとか………。
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