MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第115話 騒がし娘と仔犬娘
◆◆◆
ランキング順位
一位:『バトルランキング暫定王者』神爪 勇人
二位:『あらゆる日常をミッションにするリーダー』棗 恭介
三位:『剣道とったら褌しか残らない』宮沢 謙吾
四位:『クズ』井ノ原 真人
五位:『よく分からない精密機械』棗 鈴
第六位:『普通の少年』直枝 理樹
第七位:『和製熱帯魚』神北 小毬
最下位:『最近身体がダルいDJ』来ヶ谷 唯湖
早速バトルしてランキングに変動をきたした。
◆◆◆
《グラウンド》
そして翌日。
今日は土曜日。
授業は午前中しかなく、午後からメンバー探しや練習をする時間が増えて、今みんなはグラウンドに集まっていた。
理樹「というわけで、メンバーを連れてきてみました……」
理樹が連れてきた新たなメンバー、三枝葉留佳がそこにいた。
勇人(よりにもよって問題児か……ま、俺らも充分問題児だが………)
真人と何か揉めていたが、葉留佳は急にグラウンドに落ちていたグローブを持って匂いを嗅ぎ、
葉留佳「青春の匂いだー」
と、言った。
恭介「合格っ!!」
理樹「Σえぇっ! 何が!? 何が合格したの恭介!?」
鈴「お前、もう誰でもいいだろ」
恭介「ぶっちゃけるな、鈴」
真人「ぶ…ぶっちゃけやがった……」
勇人「やれやれ……」
ま、左利きだから戦力になるだろ。
◆◆◆
そしてまた翌日に、理樹はメンバーを連れてきた。
またまたクラスメイト。
能美・クドリャフカという、まぁ、仔犬みたいな女の子だ。
どうみても戦力になりそうにもなかったが、入団テストをやらせてみると……
理樹「うわー」
真人「なんだありゃ」
恭介がノックで飛ばした白いボールが山なりに飛ぶ。
時々ライナーにも飛ぶ。
クド「よっ」
――――カキーン!
クド「はっ」
――――カキーン
クド「よいしょっ」
――――カキーン
クド「わふーっ」
そのちっこい身体は縦横無尽、伸びたり縮んだりジャンプしたりして、
――――ぱすん!
クドはピョンと飛び上がって落ちてくるフライを捕球した。
勇人「……まさに犬だな」
クドのアレはまさに、犬の「とってこーい!」ってやつと酷似している。
恭介「ふ…埋もれていた原石を掘り当てちまったか」
テストをした恭介は満足気だった。
勇人「合格みてぇだな」
クド「よかったですー」
こうして、また新たにメンバーが増えた。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!