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MAGI☆NIGHT〜Making Good Relations,OK?〜
第7話 学校説明




スペシャル鴨南蛮を食べ終えて、俺達は店から出た。


ことり「これからどうします?」


ことりがそう尋ねてくる。
もう昼飯は食い終わり、特にすることがない。
……と思ったが、一つやることがあった。


勇人「風見学園はこっから近いか?」


風見学園の学園長と麻帆良学園の学園長が色々やってくれているが、一応表向きの編入手続きをやらなければいけないことを思い出す。


勇人「編入手続きとかをやらなきゃならねぇこと忘れてた。案内してくれるか?」

ことり「はい、よろこんで♪」



◆◆◆



学園に向かい、桜並木を歩く俺とことり。
レンは遅い昼食を食って、俺の頭の上で丸くなって眠っている。


勇人「風見学園ってーのはどんな学校なんだ?」

ことり「そうですねー……。風見学園は中等部・高等部の二つに分けられていて、全国でもそれなりの競争率を誇る難関校なんですけど、公立並の入学金に授業料、独自の奨学金、多くの特待生制度。学生寮もあって経済的障害も少ないという私立学校です。神界や魔界の開門で、風見学園には神族や魔族の人達や留学生、飛級生もいて、日本ではちょっと珍しい学校ですね。魔法科や月の歴史なんて授業もありますし。それから生徒の自主性を重んじている校風ですから、生徒会の権限はかなり大きいですね。生徒会長は学園長と同等のトップみたいなものですから」


と、長々と解説してくれた。


勇人「いやー、分かりやすく説明的な解説をありがとう。今の解説で今後何の作品が出てくるのか多少解った」

ことり「何のお話ですか…?


気にしない、気にしない。



◆◆◆



そして到着しました。風見学園。
中等部・高等部が一貫になっているからか、かなり大きな学校だ。広場らしき場所には噴水まである。
随分金のかかっているようだ。ま、金持ちの坊主や嬢ちゃんも多少いる学校だからな。
俺はことりの案内で校舎内に入り学園長室に向かう。


「ことりじゃないか。まだ帰ってなかったのか?」


歩いていると、そこに声がかかってきた。
声の主は、ことりと同じように赤い髪をして眼鏡をかけて白衣をきている女性だった。


ことり「あ、お姉ちゃん」


どうやら姉のようだ。見るとその白衣の胸に『白河』とかかれているプレートがあった。見た感じ科学とか物理の教師だろうか。


白河姉「ん? 見かけない顔だね」


その教師っぽい白河姉はマジマジと俺を見てきた。
草十郎の次はこの教師かよ……


ことり「ここに転入することになった勇人君です」

白河姉「あー、アンタが“噂”の転入生か」


何故か『噂』の部分を強調して納得する白河姉。


白河姉「話は学園長から聞いてるよ。私は白河 暦だ。よろしく」



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