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魔法先生ネギま!〜Can You Be My Enemy?〜
第6話 スゥの影響で…








◆ ◆ ◆



道をテクテクと歩いている茶々丸。





そしてそれを茂みの影から見つからないように隠れて後をつけている怪しい3人と一匹。






カモ「茶々丸って奴の方が1人になった! チャンスだぜ兄貴!! 一気にボコッちまおう!!」




ネギ「だめー。人目につくと不味いよ。もう少し待ってー」




アスナ「な…なんか辻斬りみたいでイヤね




流浪「つーか俺達端から見たらどうなんだろうな






そして3人と一匹は茶々丸の後をつけて行く。そこで流浪達は、風船が木に引っ掛かって泣いている女の子を見かけた茶々丸が、足と背中からジェットを噴射して木に引っ掛かっている風船を取ってあげたのを見た。

















流浪「今ジェットで飛んだな……



ネギ「そー言えば茶々丸さんってどんな人なんです?




アスナ「えーと……あれ? あんまり気にしたことなかったな




カモ「いや、だからロボだろ? さすが日本だよなー。ロボが学校通ってるなんてよう」











「…………………」




















アスナ「Σじゃあ人間じゃないの!? 茶々丸さんって!!?」




ネギ「Σえええっ!?」




カモ「Σぅおぉい!! 見りゃわかんだろぉ!?」





アスナ「い、いやーホラ。私、メカって苦手だし…」



ネギ「僕も実は機械は…」



カモ「そーゆー問題じゃねぇよぉ!?」



















流浪「…………」




ネギ「え、えと。流浪さんもやっぱり驚いたんですか……? 黙ったままですけど……




流浪「いや…ちょっとな…………






茶々丸がロボであったことにネギ達は驚いていたが、流浪は別の事を思っていた。














流浪(スゥが今まで普通にロボとか作ってたせいか、ロボが学校に通ってても全く違和感がなかった自分が少し………







軽く自分の現実的感覚がイカれてきたことに落ち込みつつ、流浪達は茶々丸の後を追おうとした。






光る風を追い越したら〜♪


と、流浪のポケットから携帯の着うたが流れてくる。




流浪は携帯を取ってディスプレイを確認すると、そこには学園長と表示されていた。





流浪「もしもし?」





学園長「流浪くんかの? 実はちょっと急いで学園長室まで来てほしいんじゃが………」





流浪「何だよ。何かあったのか?」






学園長「うむ。ちぃとばっかし仕事を依頼したくてのぅ。詳しい話しは此方に来てから話す」





言いたいことは言い終えたのか、学園長は電話をきった。








流浪「ネギ先生。わりぃけど俺急用が入った。後は頑張ってやってくれ」




ネギ「あ、はい。解りました」




カモ「おぅよ、オレっちに任せといてくだせぇ流浪の旦那!! あんなロボギッタギタにしてやんよぉ!!」





流浪「ギッタギタなんてセリフジャイアン以外に使ってるの初めて聞いたな




流浪は竹刀袋を持ち直して学園長室へ向かう。















◆ ◆ ◆



《学園長室》





流浪「―――おい、来たぜじーさん」




学園長「おお、待っとったぞ流浪くん」





学園長室にやってきた流浪。学園長室には学園長の他に、エヴァとタカミチの2人がいた。












流浪「で、話しってなんだよ?」





学園長「ふむ、実は……
















近頃噂になっておる桜通の吸血鬼のことなんじゃが」




流浪「あ゙〜……




流浪はチラッとエヴァに視線を向ける。ついさっきまで、エヴァの仲間である茶々丸を辻斬りしようとしていた矢先にこの話である。






タカミチ「その犯人を探してるんだけど証拠になるような物が見つからなくてね。君のところにも色々噂が流れてると思うんだけど…何か知ってることはないかな?」




流浪「知ってるも何も……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………いえ、何も知りません





エヴァが私の事を喋ったら殺すぞ的な視線で流浪を睨んできて、シラを切ることにしたが…













学園長&タカミチ((あー、やっぱりエヴァが犯人か…………))






エヴァを此処に呼んだ事を考えると、学園長やタカミチに疑われているのだろう。しかし多少の目撃証言ぐらいしか学園では聞かず、エヴァが犯人だという証拠はない。





だが今の流浪の様子を見て、証拠がなくてもエヴァが犯人だなと確信を持った学園とタカミチの2人だった。





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あきゅろす。
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