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魔法先生ネギま!〜Can You Be My Enemy?〜
第12話 関西呪術協会




イメージOP
『ハッピー☆マテリアル』




◆◆◆



エヴァンジェリンとの騒動の翌日。




《麻帆良学園女子中等部3―A》




ネギ「えーと、皆さん。来週から僕達3―Aは修学旅行で京都へ行くそうで、もう準備は済みましたかー!?」


「「「「はーーーーい」」」」



ネギの言葉に、クラスのみんな(一部を除く)はテンション高く返事をする。



流浪(小学生か、コイツら…)



留年している流浪には二度目の修学旅行で、去年の修学旅行先も京都だったため、あんまり嬉しくはなかった。



流浪(個人的にはハワイとか沖縄が良かったなー………)


あやか「この学校は人数が多いので、修学旅行の目的地はハワイ等の数ヶ所からの選択式となってますわ」



このクラスは留学生も多く、担任のネギも日本は初めてで、日本文化を学ぶ意味でもクラスの総意で京都を選択した。




しずな「ネギ先生、流浪くん。学園長がお呼びですよ」


と、修学旅行を楽しみにしているテンション上がりまくりな教室に、しずな先生がネギと流浪を呼びに来た。


ネギ「はーい!」


流浪「うぃー」



二人は学園長室へ向かう。


そこで流浪とネギは、衝撃的なコトを学園長から聞かされた。




◆◆◆



《麻帆良学園女子中等部学園長室》




ネギ「Σえ…し、修学旅行の京都行きは中止ぃぃぃぃぃぃ!?」


流浪「修学旅行そのものが中止なのか?」


学園長「いや、京都がダメだった場合はハワイに……」


流浪「あー、俺はそっちのほうがい―――」


ネギ「……京…都…………」


流浪「…………………」



何か白く灰になってるネギを見て、流浪は自分の希望の言葉を飲み込んだ。




学園長「まだ中止とは決まっとらん。ただ、先方がかなり嫌がっておってのう」


流浪「先方?」


ネギ「京都の市役所とかですか?」


学園長「……関西呪術協会。それが先方の名前じゃ」


ネギ「関西呪術協会……?」


流浪「確か“総合魔法連盟”……麻帆良と同様“魔連”傘下の1つだよな?」


学園長「うむ。実はワシ関東魔法協会の理事もやっとるんじゃが、関東魔法協会と関西呪術協会は昔から仲が悪くてのう……。今年は1人魔法先生がいると言ったら、修学旅行での京都入りに難色を示してきおった」


ネギ「Σえ…じゃあ僕のせいですか!?」


学園長「まぁ、聞きなさい。ワシてしてはケンカは止めて西と仲良くしたいんじゃ。その為の特使として、ネギくんには西へ行ってもらいたい」



学園長は予め用意していたのか、一通の封筒をネギに手渡す。




学園長「この親書を向こうの長に渡してくれるだけでいい。ただ道中向こうからの妨害があるやも知れん。彼らも魔法使いである以上、生徒達や一般人に迷惑が及ぶようなことはせんじゃろが…ネギくんには中々大変な仕事になるじゃろう。どうじゃな?」


ネギ「………わかりました。任せてください、学園長先生」


学園長「うむ。では修学旅行は予定通り行おう」


ネギ「はいっ!!」


学園長「で、流浪くん。君にはネギくんの護衛を頼みたい。どうにも、関西呪術協会以外にも、不穏な者達が西にいるようでの」


流浪「そいつらも狙ってくるってか? その不穏な者達って誰なんだよ」


学園長「ワシも詳しいことまでは知らぬ。ただ、君の師である勇人殿が通っている鳳凰学園も、同じ時期に京都へ修学旅行で訪れるらしくてな。彼からの情報じゃ」


流浪「勇人か……。アイツが学生って、何か違和感あるな」





そして、修学旅行当日へ。






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あきゅろす。
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