ミラー・ニューロン
「アッシュ」
目の前でルークが幸せそうに笑う。
暖かい日の中で、俺の前で。
ルークが笑うと胸がいっぱいになる。
締め付けられる感じにも似ているが、嫌な感じではない。
「なぁ、アッシュ」
ルークが楽しそうに笑う。
ルークが楽しそうに笑うと俺も楽しくなる。心が弾む様だ。
ルークと感情を共にして、生きてゆく。
ルークと笑って、悲しんで、楽しんで。
――――ルークと幸せになった。
「アッシュ!」
「なんだ?」
「アッシュは俺といて幸せ?」
その質問に目を丸くする。
こいつには俺の考えている事が分かるのだろうか。
「当たり前だろう」
ルークが幸せそうに笑った。
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アッシュの考えでした。
ほんわかした感じにしたかった。
ミラー・ニューロンは鏡の神経と呼ばれるもので、誰かの行動を、あたかも自分の行動の様に映し出す神経のことです。
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