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それだけで解る“僕ら”の違い


「あ、見ろよアッシュ!花が咲いてる」
「花なんて何処でも咲いてるだろうが」
嬉しそうなルークに対してアッシュは不機嫌そうに応えたがルークはそれでも良かった。

つい先日、思いが通じたばかりだからだ。

「すごいよな、独りでこんな所で」
渋い顔をして眉を顰めた。
「………それはお前もだろう」
そう言うと悲しそうに笑うルークに胸を痛める。
そんなルークの支えに馴れたらと思うのだ。だからルークが自分を好いていると知った時、嬉しくてたまらなった。

「アッシュ」
指を絡める。
柔らかいそれと違い、己の指はゴツゴツとしていて、固い。

同位体―――同じだと言われる自分達。

くすり、とアッシュは笑った。
「俺、アッシュと恋人になれて幸せなんだ」
「俺もだ。ルーク」
そうして手を絡める。



――――それだけで解る“僕ら”の違い





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雰囲気勝負のアシュルクでした。
アッシュとルークの手は全然違うと思います。
だってアッシュの方が剣使ってるのは長い筈だし。

読んでくださって有難う御座いました!!





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