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-惟神の道--
神社ってなに?

神社に祀られている神様は「古事記.日本書紀」の神話や伝説に登場する神々と、偉大な業績を残した武人や文人を神格化した神々です。

神社の祭神といっても個々の神によって鎮座の由来や祀られ方(分祀、分霊、勧請→かんじょうなど)、性格(荒魂.和魂)や働き(霊力.神徳)などが、それぞれ特徴があります。

神社の説明などによく社格など聞きますが…これは要するに中央政府の評価にもとづく重要度ランキング、すなわち格付けでありまする。

今日われわれが神様を拝むこととあまり関係はないのですが、神社の発達によって神社の称号も、ふつう「神社」と言われるものの他に「神宮」「宮(ぐう」「大社」とありますが、本源となる神を祀る神社を(本源・総本社・総本宮)とかいいますが、そこから神を勧請(かんじょう)し、その
御霊を分霊して祀る→(分祀)が系列社であるが系列といっても親会社と下請けといった関係ではなくて、分霊しても神様の霊威(れいい)は変わらないのです。

神社では祭神のことを御霊と呼んでいます、分霊というのは御霊の分身といった意味であり、それを別の神社に移して祀ることを分祀という。

勧請とは、離れた場所から神霊を迎える意味で一般には有力な神の御霊の分霊をその本源の神社から招いて祀ることを言います、日本の神には無限に分割できるという大きな特徴があるから、たとえば八幡神の場合は‥そもそもの本拠地の宇佐神宮(大分)から石清水八幡宮(京都)、そこから鶴岡八幡宮(鎌倉)に勧請され、さらにこの三社を中心に無数の分霊が各地に勧請されるといった具合に広がっている。

八幡神を祀る全国の八幡系の神社は三万とも四万ともいわれ分祀の数の多さでは全国第二位であります。

だから、神様の分身の数がどんなに増えても本来の神威が半減するようなことはない。

神社の人気度(氏子や参拝者の数など)はともかく、祀る祭神は同じであり当然その霊威にも差異はないのです、つまり(本源・総本社・総本宮)とかいいますが

総本社などの名称は人間側の格付けであり、どこに参拝しても同じ祀る祭神ならば、神様の力やご利益も当然変わらないのですから。



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あきゅろす。
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