日本人は生まれてから死ぬまでなんらかの形で神様と関わりをもちつづけるといっていいです。
とくに人生儀礼の神事は一種の生活習慣として、ごく自然な形で、溶け込んでいますからね。
それは人生の節目を安全無事に乗り越えていくことを願うもので通過儀礼(イニシエーション)ともいわれてます
個人が神様と関わる最初は母親の体内に生命が宿った瞬間からです。
妊娠と出産子授けや子育てを神様に祈願する。誕生後は、一年間にわたり新生児の生命力を養うための儀礼があります、赤ん坊が無事に成育すると、今度は節目ごとに儀礼が行なわれる
幼児期の通過儀礼でもある七五三祝いや十三参り、通過儀礼とは厄払いのことでもあり成人してからも一定の年齢ごとに節目を設けて人生の無事を祝う儀式を
行います。
年齢を重ねていくと年祝いを行い、そして人生の最後を迎えて亡くなると神葬祭が営まれる場合もあり個人の霊魂は神のもとに帰っていくというわけであります。