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The.Last.Days
漂流の島(4)
ロシーターさんたちは
近くにあった水溜まりを
舐めてみたら

「うわっ塩っぱい?!
これは、海水だわ!」と
顔を少ししかめました…。

船長のアルさんが戻って
きたみたいで・…・一言

「船体の中は何が何やら
ぐちゃぐちゃでした。

何か洗い曝(さ)された
船乗りの成れの果ての
残骸があるだけ!」

「金貨らしきモノを
拾いましたけど…」

言って裕美子に
わたしてくれたそうです。

船長のアルが
「ほれ!記念にどうぞ!」

それは真ん中に男性の
横顔とまわりには文字が
刻んである金貨

時代はいつのものなのか
何オンス?…裕美子
にはわからなかった。


ロシーターさんは

「マリー・セレスト号の
れいのSOSとの関連は
間違いなく関係があるみたいですね?!」


「何か?分かるものが
残っていたらいいけど…
もう〜時は遅しですな!」

「この島のココらあたり
場所が…さぁ帰りましよ!」

マリーチィーさん
「そうですね…そうそう
に立ち去りしてしまいましょう。」


とうなずいたときに…
軽く大地に揺れを感じた
のであった

島の探検も終わりになろうとしている

帰り道のあちらこちらの
岩の大きな隙間には
水溜まりがたくさんあり…
まるで池のようでもある
たぶん池なのでしょうか?
魚が住んでるみたいで


裕美子が見てて
「いま!魚が跳ねたよ!
魚さんはいるんですね…」
と呟いたそうです。


裕美子や
船長アルさんたちが島から
帰ってきたようで

おおーい!と声が…する


船長のアルが
「急いで退散するぞ〜♪」
「錨をあげろ〜開帆〜♪
はらみ綱を〜っ!」

「櫂を出して漕げ〜え!
おも舵いっぱ〜い。」

エイヤーエイヤーエイヤー
とリズムをとって掛け声が聞こえてくるようで…


帆船は帆走するのであった。

帆船は地中海の大海原へ

ザザザァァァザパァァン

小島からだんだんと
遠ざかってゆくのであった。

甲板から艫(とも/船の後ろ)の先を遠ざかってゆく

島を眺めていた
マリーチィーさんと
ロシーターさんたちは

「あっ島が海中に消えて
ゆく!あれは…何だろう?」

「…・?…?」

「もう…かなり見えなくなってしまった。」


古来から、この果てない
大海原の大海には想像も
及ばない、また人知さえ
及ばない不思議が沢山あって…様々な伝説を育んで
きたのです。

巨体なウミヘビ、クラーケンや巨大な魚など…

船乗りたちが遭遇し見たという伝説は語り継がれてゆく。


マリーチィーさんいわく

「太古の文明のテクノロジーの巨大な飛行する船が
あるように…」

「海中など海底 に隠れている巨大な未知の文明の遺物の乗り物もあるのですよ!」

と裕美子に話してくれた…


でも…今回の航海途中に遭遇をしたモノは何でしょうか…

裕美子は黙って
海を眺めながら考えてました。






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あきゅろす。
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