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The.Last.Days
漂流の島(3)
どのくらい歩いたでしょうか?…

目の前には海藻と大地から生える草木にグルグル巻きに絡まった難破船が見えてきたのです。

そのまわりには…そう
見馴れない草や海藻たち
がからみついた…グルグルグルグルと幾重にも

先人たちの成れの果て
なのか?動物の骨なのか…
長い間…塩水にさらされ
朽ちたものでしょうか?

もう…今は声は無き無数の残骸が海藻とともに言葉を語ることはないであろう

それはそんなシロモノであった。

難破船も同じように
それも朽ちて船体のまわりには珊瑚やフジツボや穴が空いてる。

損傷の激しい船の残骸が
何隻かあるようで

船長のアルさんが
カトラス(刀)で邪魔に
なる巻き付いてる海藻の
ツタを斬り払う。

ジャッジューッジャッ!
ジャッ、ジューッと
燃えてサラサラと砂のように風にまって消えてゆく

「よし!今から少し
入って中を見てきます」

足を踏み入れて朽ちた
船体へ入っていった。

すると…微かなゆれと
騒めきがした感じでした。

マリーチィーさんは
「裕美子さんは
待っときましょうね!

何か船体の朽ちた板や柱
が崩れるといけないから」

ロシーターさんと
マリーチィーさん達は

キョロキョロしながら…

その場で足を止めて休憩中です。
何かしら嫌な気配が漂う
かの如く…

マリーチィさんたちの手は剣に触れていた。

木々の微妙な違和感と騒めき…何かしら黄色い感じがする風が吹いてくる。


見馴れない草と海藻が
不吉な姿となって襲ってきたのである

マリーチィさんらは
剣を抜いて構え≠フ
ポーズを取り、剣の先から
は明るい青い炎が出てる

剣を頭上にかかげて
両サイドを剣で鋭く振り払うのであった。

(剣)で邪魔になる巻き
付いてる海藻のツタを斬り払う。

ジャッジューッジャッ!
ジューッと燃えてサラサラ
と砂のように風にまって
消えてゆく・・・・。

ロシーターさんは
「裕美子さん
コチラヘかたまって寄り
添いましょう!早く!」

足元からはい上がってくる
海藻と思わしきモノを
素早く切り払うのであった

マリーチィさんも
「何だろうなぁ…これは?生きている生物みたい!」

そしてマリーチィさんらの
背後からもくるので
剣を頭上にかかげて

振り向いて両サイドを剣で鋭く振り払うのであった。
ジャッジューッジャッ!
ジューッと燃えてサラサラと砂のように消えてゆく。
あとの燃えない残りの
カスの不吉なモノは…
バランスを崩してしまい

フラフラと後退してゆく
消えては、また別の方から出てくる始末であった。


マリーチィさんが
両手で剣を握り、地面を
突き刺すのであった。

「一切の邪魔する者の
克服を我に語りたまえ!」
「叡知と勝利とを与えたまえ!かくあれかし」

すると…辺りは静まり
シーンと静寂だけが残った

ロシーターさんは
「あれは?何だったのでしょうねぇ?…う〜ん」


裕美子は
「生きている島なのかなぁ?
世の中は不思議な事が
いっぱいだなぁ…うん」
と辺りを見渡して呟いた。

マリーチィさんらのは
「ココはそうそうに
引き上げた方が良さそうね!
いま静かになった一時の
間に〜出ていきましょう。」

辺りを見渡しながらいいます。




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あきゅろす。
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