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The.Last.Days
漂流の島(1)
船長のアルがロシーター
さんに伝えに近寄ってくる
「すこし前方に小島らしきモノが見えるそうです…
この付近の海域には島など無いはずなんですが?」

ロシーターさんはたずねた
「どんな島ですか?」

船長のアルがロシーター
さんに・・・言った。
「船首かマストにのぼって望遠鏡で確認してみて下され!」


ロシーターさんと会話を
聞いていたマリーチィーさんらは船首へ…

幸いにして揺れもなく
和ぎの海ですから船首に
立ったロシーターさん。

「少し大きな島ですね!
山々などが少し変ですね?」
「ゴツゴツとした岩肌と
言うか…少し遠いからハッきりとわからないけど…」


それは…目視で海上から
確認もできるであろう
見知らぬ島だった。


これはどの位の幅かといわれましたら約12キロはあるのでしょうか…

海にポッカリとそれはある

裕美子がたずねた、
「人は住んでいるのでしょうか?」

マリーチィーさんは
「たぶん…住んでるかと
でも、入港するときには

無かったと思うのだが??」

船長のアルが言います。

「このまま船のゆく航路の上にありますからなぁ
ある程度近寄りてから避けますな!

大きく舵をきらずに
ジブラルタル海峡へ出ましょう〜!」


空には太陽がサンサンと
光りのシャワーを海面に
注ぎ、風は潮の匂いを運び

エメラルドブルーの大海の先にそれはあった。

望遠鏡で眺めていた…

海の男の船長のアルの
好奇心がくすぐられたらしく

「みなれない木々が…
それと、あれは何だろう?」

首をかしげてから

「なかなかと不思議な
感じですから、少し上陸をしてみましょうか?」

ロシーターさんが

「ええ、帆船を近くに停泊して上陸しましょう!」

「上陸するのは決めないといけませんねぇ!」


海の探検心をくすぐられた人たちは皆さん好奇心旺盛であった。






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あきゅろす。
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