[携帯モード] [URL送信]

The.Last.Days
大自然の歌声

裕美子は潮風を髪に
浴びて心地よい静かな海
を、ただぼーっとただ眺めていた

空と海の世界は、それはそれは神秘なものであった…。
ロシーターさんが

「前方は霧が晴れてて視界がハッキリしているね!」
「マストに見張りを1人
たてて暗礁と前方の岩礁に注意して!
それと潮流の巻返しにも」

やがて…帆船はたくさん
の海面から突き出た岩の間を進んでいきます。

やがて小島へ帆船は辺りを暗礁を避けながら風を読み岬へ帆走する!


船長のアルが

「スクエアスル(横帆)
のはらみ綱を引き風向きに注意しろ!」

マストの見張りの声と
暗礁の方角指す行為が
厳しさの雰囲気をつくりだしてました。


船長のアルが

「船首の前方に暗礁あり!
取り舵いっーぱぃ!
絞帆索(しぼりほづな)の係は動けっ!」

「おも舵いっーぱぃ!
帆脚綱(ほあしづな)を
しぼり帆の向きを変えろ!」

オオオッッ!と威勢の
よい船乗りたちの声が響きます。

「追い風も弱い櫂(かい)を出して漕げ〜つ!

取り舵いっーぱぃ!」


海面から突き出た岩の間
を抜け水面下の暗礁に注意しながらようやく抜けていった。


そしてどこからともなく
風のささやきみたいな?

帆船の帆にあたり流れる風の音なのでしょうか?

海上では複雑に風が互いに絡み合い岩礁を抜ける風
のささやき大自然のオーケストラ〜♪

それに混じるかのように
どこからともなく雅やかな歌声が聞こえてくる。


裕美子が・耳を静かにかたむけていて

「声?歌?聞こえるよ!
いままで一度も聴いたことない!

幻想的な…何ともいえない歌声が風とともに」


♪♭♪¶刀♭♪¶♪刀♪♭刀♭♪♭刀`♪





3/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!