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The.Last.Days
月光の海戦

船長のアルは目視と望遠鏡で確認したらしく

「乗組員がすでに骸骨に
なってて
カトラス(斬り込み刀)
を振り上げてやがる!

もう、ボロボロの
さ迷える敵意のある船です。」

ロシーターさん

「どうも…あまり良い
感じはしないわね!

また!さ迷える骸骨戦士
の海賊船に決まりね!」

ロシーターさんが

「裕美子さん海戦に
なるから船室へ入ってて
船が揺れるだろうから!
少し気を引き締めていてね。」

裕美子は
「はい!そうします。」
と言ってから船室の扉を開けて入っていった。


船長のアルは

「女王(ロシーター)!
ガレー船とガレオン船です。」

ロシーターさんは

「ガレー船?接近戦の
ラム戦を先手をうち封じ
ますよ!

後方のガレー船に先に攻撃をしなさい!」


今宵の満月は金色の光り
月光の輝きのもとに…

船影も隠せず海戦の始まりである。

船長のアルは

「帆脚綱(ほあしづな)の方の乗組員は帆の向きを
変えろ!絞帆索(しぼりづな)絞れ〜ぇっ!」


帆船が傾いて大きく
旋回させて船首を風向き
に接近させたのである。


船長のアルは

「おも舵(かじ)
いっぱ〜い!櫂(かい)
を出して目一杯こげーつ!」

ドドォーーン…ヒュュウ
ゥゥ〜ドォーーン♪

ドドォーーン…ヒュュウゥゥ〜ドォーーン。

ロシーターさん

「ガレオン船の海賊船ね!
先に大砲で狙ってきたね!
…沈める気かしら?」


船長のアルが

「右舷と左舷の砲門を
開き!大筒のキャノン砲
の用意をしろ!」


「船首と船尾のファルコネット砲(大砲の一種)も
続けて用意!」


と命令をくだすのであった。




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あきゅろす。
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