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The.Last.Days
金色の月

ザザザザアァァ〜♪

ザパァアァン…ザザァァ

静かな大海原は帆船は
白波を巻き上げて先を行く

ロシーターさんが優しく

「裕美子さん、少し
船室で休んで来たらいいよ!
まだまだ航海は先が長いよ」

ロシーターさんは気を
つかって船室へ裕美子
を案内してくだされました。
いく時過ぎたでしょうか?

辺りはすっかりと薄暗く

太陽が水平線へ消えてゆく
裕美子…目が覚めて
甲板へ出てきて夜の空を
見上げると!


そこは静かな月夜の海の上でした。

裕美子は・夜空を見上げながら呟く

「満月…金色の月♪」

「波の揺れや波間の緩やかな波しぶきが
海面まで今夜はハッキリ
と分かるよ!」


それは星空が澄んでました
満月の月明かりに海上も
照らされていて明るく
流れゆく雲も見えるほどの
満月の夜であった。


ロシーターさんが

「今宵はお月様がキレイね!」

「マストに見張りを
1人たてて交代で…
帆走の見張りをお願い!」

マリーチィーさん

「よくない仮装海賊船も
いないとは限らないからね!」

「まわりの時代の次元の
流れから迷い込んでくる
船も出てくるかもな!」


メインマストの見張りが
声と打ち鳴らす警鐘を鳴らします。

「右舷の方向の波間に
船影があり…!」


船長のアルがその方角を
目視するのであった。

「どうもコチラが見えてる感じやな!
船のタイプも時代が古い
ようにも思えるわい!」

再びメインマストの
見張りが本船の後方40度の
波間にも…船影を確認

と伝えてきたのです。




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あきゅろす。
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