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The.Last.Days
マリンスノー

裕美子とマリーチィーさんは再びUボートに乗り込みて海底神殿をあとに


Uボートは静寂の真っ青な海中を静かに潜航中なのである。


裕美子はUボートの
丸い窓から眺めて見てるだけです。

ただ…そこには静寂とした
真っ青な闇の海が永遠的
に続いているだけ…


眺めている窓から見える
静寂の世界も、まわりが
暗くなり始めるのです。


マリーチィーさんが

「まだ此処は深い海の
底近くだょ!

波の音も聞こえない…
止まった時の世界」


裕美子が眺めている
窓から見える静寂の世界に

やがてまわりに!
白い雪なようなモノが?

ちらほらと降ってきた!
それが次第に多くなります

裕美子が……

「静かねぇ♪あれは?
白い雪みたいなものが?」
とつぶやきます。


マリーチィーさん
「マリンスノーですよ!」
「みんな役目を終えて自然に帰るための旅だよ!

海底に降り積もるから…」

裕美子は……

「そうなんだぁ!
みんな役割があるのね・

生きるために!
次のためにですね♪」


しばらく見てましたが
あまりにも静かすぎる!
物音ひとつしない海!

ここは神秘的な海の中です

マリーチィーさんは

「そしてこの世のすべて
のものは、母なる海に
ゆだねられているのです」


裕美子は

「海は母性に象徴されますよね!
生命のお母さんかぁ!
目には見えなくても再び
…」


この世に、生を受けた
モノは人間も動物も
植物ともども、生きとし
生きるものは、いつしか
朽ち果てる運命です。


すべて終わりだと
言うことはありません。


肉体はいずれ一生を
終えて朽ち果てちょうど
谷川の水のように山野を
下って大空に大海に没し


海に戻った(水)のいのち
が再び空に登り雨となり
川になり、また輪廻を繰り返し


再び新たなる生命として
生まれるのでしょう。






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