The.Last.Days
神殿へ
Uボートは海中を静かに
潜航中なのである。
マリーチィーさんは
低い声で
「艦の後方のトリムタンクの微調整し右下に潜航!」
裕美子は、ただ
眺めて見てるだけです。
マリーチィーさん
「もうすぐですよ!」
「それから海の妖精たち
が祝福してくれますよ!」
裕美子・・
Uボートの丸い窓から
海中を眺めながら
「妖精?ですか?!
楽しみっです♪」
「ねぇねぇ!
マリーチィと言う名は?
どんな意味合いがあるの!?」
質問を投げ掛けます。
すると…マリーチィーさん
曰く、こうおっしゃいました。
「裕美子さん!!
蜃気楼や幻という意味に
なりますよ!」
裕美子は・・
「そうなんだぁ〜!
なんか!幻ってピッタリ
ですねぇ!」
Uボートは一路、海底の
神殿を目指して往きます
黒龍さんが…
「神殿には刻の博物館が
あるから!
裕美子は生まれた国
の過去を見学するとよい!」
「そうぢゃな!平安の世
は?どうや!
栄華を誇った時代や!」
裕美子は・・
暫し考えているようで
「日本の平安時代かぁ!
うん!観てみたいなぁ♪」
海底が次第にキレイなブルー色に輝き始めます。
マリーチィーさんは…
「もうすぐですよ!」
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