The.Last.Days
さ迷える海賊船
船室の中は明かるい!
カンテラ?ランプが灯り
やや明るい様子でした。
部屋の中は西洋風の
丸いテーブルに椅子に!
さまざまな小物などが
所狭しと置いてありました
ロシーターさんが優しく
言葉を裕美子にかけてくれます。
「さぁ♪この椅子に
こしかけてね!」
裕美子・・・笑顔で
「はい…」
と答えて椅子に座ります。
まわりをキョロキョロと
物珍しそうに眺めていました。
ロシーターさんは
「裕美子さん…
この帆船は横帆軍艦なんですよ!」
「遥か昔に船団で遠征を
してた旗艦なんですね!」
「その時代は、たくさんの帆船と共に旅をしてたの…」
裕美子…が
キョロキョロと辺りを
見渡しながら
ロシーターさんの方を
向いてから返事をします
「横帆軍艦?ですか?」
「過去の人たちかぁ…
どの時代なんだろう?
もうずいぶん昔ですか?」
ロシーターさん・・・
「そうよ!
いつか教えてあげますよ…
ふふっ♪」
と、にこやかに笑顔で
言葉をかえしました。
「それからね!
横帆とは船の横方向に
張り広げる帆で追い風に
とても効率がよいのですよ!」
「少し特殊な装備も
もってますが・・」
裕美子は不思議そうな
顔でたずねました。
「えっ?装備って?
なんだろう?何ですか?」
ロシーターさん
「この先を行くのに…
もしかしたら必要に
なるかもしれないのです。
また帰り道も必要なんです!」
「この船は・・裕美子さんの時代の船乗りには
見せれないから!
あまり見えないように
しているのよ!」
しばらく!暫らく・・
ゆっくりとした時間の
流れなのでしょうか!
やがて時間にして?
どれくらいでしょう!
静けさをやぶる音が
ヒュュウウウ〜ゥゥ〜♪
ドドォ〜…ン…
と同時に…カンカンカン
と帆船の危機を知らせる
音が聞こえてきます。
船が少し波でグラグラと
揺れました。
ロシーターさんが・・・
「何かしらね?
警報の鐘の音が聞こえてきたわね?」
「裕美子さん♪
また少し船の甲板に
戻りましょう!」
ロシーターさんが船長に
「な、なにごとですか?」
船長のアルが
「朽ち果てかかる難破船
の間から出てきた。
海賊船が、大筒で攻撃してきます!」
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