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The.Last.Days
海の難所
バミューダ
そこは海の狭間の墓場!
マリーチィーさんが・・

「今から!バーミュダー
を通るけど!」


「ここは魔の海域だから
竜さんに出てきてもらい
ガードしてもらわないと!」

マリーチィーさん

「静かに抜けよう!
動いてる奴もいるから!」
帆船はゆっくりと
裕美子の今までいた

島をだんだん離れて行きます。


澄んだ満天の夜空には
星々が輝きて

月明かりが船の甲板を、
少し明るく照らしてます。

裕美子は月を眺めていた。
ただキレイなお月さまを



マリーチィーさんが…

「裕美子さん!
もう!この船の乗組員が
見えるだろう!」


いつのまにか帆船の
どこからともなく賑やかな
声が響いてきます。


やがて月明かりの下に
船室からマストの後ろから
ふっと湧いたように人影が
甲板は…人であふれ話し声が聞こえてきてました。


それは中世風の威かつい
風貌の男達が賑やかに騒いでます。


裕美子の目の前に
体格のよい西洋人の白い髭を生やした男が近寄ってきて!

「裕美子様…わたくしが船長のアルです!」


「乗組員みんなの奥にいる女性が…

我らのクイーンの
ロシーター様でございます。」

裕美子は…
「クイーン?!ですか?」
マリーチィーさんは

「女王です、ロシーター
さん。」
と伝えてくれます。


ロシーターさんが
月明かりの甲板を歩く
気配もなく一瞬にて

裕美子の目の前に…
現れました。


そしてロシーターさん
軽く裕美子に、お辞儀して!

「裕美子さん♪
私たちはマリーチィー
さんと同じく…

もう過去の人間なのですよ!」

「少し時代は新しいけどね
短い時間の旅かもしれないけど!よろしくね!」


と・・・話しかけてきました
裕美子は…
「・・」
少しびっくりした感じにて
!静かに
「はい…よろしく
お願いします。」

と返事をかえしました。

月明かりのなかで
船乗りたちと共に…

ザザザザアァァ〜♪
と帆船が波しぶきをあげ

目指すはバミューダの
海域を通って その先へ



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あきゅろす。
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