[携帯モード] [URL送信]

The.Last.Days
珊瑚礁の遺跡

マリーチィーさんは

「ここには珊瑚礁に海上
に浮かぶ巨石で建造された
海上古代遺跡があるのですよ!

そう、ここには遺跡の
島なんです。」

「裕美子さん
そこへ行ってみよう!」

砂浜を2人で歩いていく



島の遺跡は‥サンゴ礁の
上に巨石を組み積み上げた

多数の小さな人工島みたいになっている?
できているみたいです。

小さな島は別方向から
見ると島と島は海底を

掘削した運河でつながれているみたいでした。


裕美子は空と海と
島の風景をしみじみと
眺めながら

キョロキョロとして
マリーチィーさんに言います。


「すごい!石をたくさん
積み上げていて
もともとあった自然の島
をさらに大きくしてるみたい!」


「入り江は、ほとんどが
マングローブで覆われてて
鬱蒼としている!」


マリーチィーさんは

ここの島の奇妙な話が
あるんですよ!


「南東の海からオシルバ
・オルサルバという
兄弟がやってきて
ここをを作ったが途中で
場所を変更するのです。

島の高所から
見下ろしたところ
海底にいにしえの
神々の都が見えたから。


そこで、その上に作り
直した。」

という話があるのです。


続いてマリーチィーさんは
「ここは名残りなんです
長い長い歴史のなかの…」

裕美子は…

「マリーチィーさん。
ここにも人間は住んでる
んですか?」


マリーチィーさんは

「いいや、今はもういない
…はずですが?」


マリーチィーさんは続いて
奇妙な話は他にも


「巨石は、島の反対側
から魔法で空中を
飛ばして運搬した。

運河は竜が堀り進めた」

と伝わってるから


裕美子は黙って話を
聞いていました。

そして…

「はるか昔に栄華を
きわめた古代文明が
あったのかなぁ…?」


「もしかすると?!
この地には海底に沈んだ
都市があってさ!

それを知る民族(末裔)が
その栄華を偲んで同じ

場所に人工の島を
建設した…とか?」


マリーチィーさんは

「さぁ?どうでしょうか?
いつかは滅びもくるから」
「そう、近いかもね!
だけど、もうここには
ただの残骸だけだよ!」


と寂しそうに語ります。


そして、やがて島の探索
は終わりを告げて

島に自生していた
バナナと椰の実などを持って帰り


裕美子とマリーチィーさんは停泊していた帆船に戻ってきました。





10/10ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!