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The.Last.Days
濃霧の中に
綺麗な海と入り江
海の遥か向こうから…

入り江のほうへ舟が静かに
ゆっくりと近づいて来ます
やがて、はっきりと
分かる、入り江のなかへ


裕美子は…
不思議そうにたずねます

「あれ?小さい舟には!
誰も居ないのに動いてる?」

マリーチィーさんが・・

「気にしないでいいよ!」
小舟は入り江へ
浅い砂浜の場所に自然に
とまった。

「さぁ!乗り込もう!」


「この!穴の空間を越えて外の世界へ行こうよ!
大丈夫ですからね!」


「帰ってきた時には
きっとさ!時間なんて
過ぎてないから!
束の間の時間だからねぇ
こちらでは!」

裕美子は…
よく分かったような?
分からないような感じで
したが勇気をだしてから
小舟に乗り込みました。


裕美子は

「洞窟を通って外に?」


マリーチィーさんは
小舟にあった櫓(ろ)を
ぎーっっと立って漕ぎます

岬の洞窟の入り江の海を
ゆっくりと進み・・外へ


暫らく…ゆっくりと海に
やがて時間にして?

どれくらいでしょう!

マリーチィーさんが…

「手を上に空を指してます!上を見てごらん♪」


裕美子は何気なく空?
上を見上げました?

「あれは?なぁに?」

「大きな飛行機?
とまってるみたいに
ゆっくりと動いてる!?」

マリーチィさん曰く

「現代?最近の遺物だよ!
えっとね!ここの海は
空間の狭間があるから」

「たまにですが、過去の
流れてが混じってくるの
♪」

「あれは!確かね!
B‐29だよ!人間の
歴史って戦争ばかりだよね!僕らも!同じ」


裕美子は・・
歴史はあまり詳しくない
けれど不思議な感覚が
していた!


やがて、あたりは濃い霧
に包まれてきました。

裕美子には前方が
はっきりと見えませんでした。

むしろ小舟の動きで
顔にあたる潮風と霧が…
より心のなかで不思議な
感覚を強めてきてました



しばらくすると!
マリーチィーさんが裕美子にたずねます。


「お腹すいてない?
この舟のまわりだけは!
少し違う時間が動いてるから!」



舟の後ろから?箱?を
取り出してきました。



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あきゅろす。
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