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The.Last.Days
新月の日に
裕美子は洞窟を出て
また砂浜を・・テクテクと
1人で歩きながら

家へ帰り道に、ふと?
裕美子は思いました

「これ?!そう!
マガ玉みたいなカタチ!」
「水滴みたいな形にも
みえるなぁ!
それと母親の母体にいる
子供のイメージって感じ」

ようやく家に帰ってきた
裕美子、部屋でのこと
その石を眺めていて
ふと?気づきをしました。
…石には小さな穴があいてました。

「この穴に紐をつけて
首からぶら下げたら!」

裕美子は思いました
ちょうど!確か引き出しに
「朱色の!手ごろな紐が
そのままあったはず?」

ごそごそと紐を探して
石を胸につけて…から
しばし少しお昼寝を時間の感覚はありませんが?


お昼過ぎごろなんでしょうか?外はお日さまが…まだ高いようでした。

裕美子は夢見心地で
また!夢をみてます。

「あの場所にいる?
洞窟の近くの砂浜に…」

「裕美子♪裕美子♪と呼ぶ声が」

と呼ぶ声が何処からか
頭の中にダイレクトに
はっきりと聞こえてきます

薄暗い洞窟の中…ですが
ここは夢のなかでもある


また裕美子は誰かに
手をひっぱられている!


また声がします…

「裕美子!裕美子?いいですか!」

「次の新月の日の二日後
に…ここらは潮がすごく引くからね!」

裕美子は?夢の中で!
「新月…?大潮ですか?」
と返事をしてますが
なんせ夢のなかですから
きっと相手には声が届いてるのでしょうね。


すると…また声が!

「そうだよ!大潮?の日
ですから間違えないでね」
「あの、海の洞窟の社へ
来なさい!でも!?
社の開けた扉は!
きちんと閉めてね♪」


また声が届いてきて
話しかけてきました。

「裕美子の身体の中
に?我ら・・僕達と!
繋がる大切なものがある
のですよ!」


「いわば!ね!
わすれがたみ…の魂の海
があるのですよ」


「それは精神世界のモノ
遥か遥か過去の記憶が…
裕美子の中にあるの」

裕美子 は

「たましいの海ですか?
記憶の海?」

と、その声の主にたずねています?
その声の主は優しく答えます。

「そう海があるから!
想いでの海…たましい
古代の原始の海ですから
今から見せてあげるから」
そう言う、声の主さん


裕美子には夢のなか
での出来事なんです。


きっと誰しも夢見心地の
中で…よく知らないけど
顔立ちも分からないけど

どこかなんとなく…
懐かしい感じがする人と
夢うつつの中で逢ったことはありませんか?


裕美子はそんな体験
をいま夢見心地で感じてました。

心の海それは…何もない
空間に!ぽっかりと!
すごく広く雄大な海がある
夕陽の沈む大海原が広がり何ともいえない感じです

裕美子は…つぶやき

「深い緑色?エメラルド色の海?なんだ…」


その声の主は少年らしき
とても優しく心のなかに
響く声の持ち主でした。

その方が裕美子に

「その海の中に竜の巣が
あり、ガイドがいるから
いま目覚めるから!」

「案内の役と守護神だから」

裕美子は……

「ふーん?不思議な感覚
ねぇ…」

と夢うつつで主さんと
にこやかに話してます。


主さんはまた、言います

「つぎの新月の日に
待ってるからね!きっと
だよ!来てくださいね…」
と・・言い残して消えた


裕美子は

はっと!目が覚めて
しまいました。

昼寝も不思議な感覚を味わい、とても心地よかった!
裕美子は考えてました
「海?竜?新月の日?」

すると!お腹が…
返事をするみたいに

「ポコポコ!」と
水の音?らしきものを
肌で身体で感じてました





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あきゅろす。
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