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The.Last.Days
満月の月明かり
裕美子は満月を
眺めててハッと気がつき
「あっ!」と呟きました


ロシーターさんが・・・・
「ん〜っ!?夜空を
オレンジ色と赤の光が点滅
しながら動いているわね!
星ではないみたいね!」


裕美子は眺めてて
「あれは…何かしら?
星ではないみたい…」


やがて満月の月明かりの
光りを浴びて夜空には

その謎の存在はある…
一定の距離を保って光りが
点滅しながら夜空をゆっくりと動く。

裕美子の守護の黒龍

「あれは…大陸からの
巨大な飛行艇やな!」

「編隊を組んで脱出をして、きたんやないか…?!」

裕美子はハッとして
「マリーチィーさんや
エルザさんたちも乗って
いるのかなぁ?」
「ほんと〜良かったぁ
助かったんだね…」


ロシーターさんは
静かに語りました。
「………」
「そうね!うん、
そうだといいわね!」

夜空に輝く満月のところに
その姿がはっきりと現れた
先端が丸く後端も丸い
流線形で白いクジラみたいな
空をゆく船であった。

裕美子は夜空を
じっと眺めているのです

「あれ?だんだんと
点滅が大きくなって…

降下してくる感じだよ!」

1機が帆船のほうへ高度を
下げてきているようです。
ロシーターさんが・・・
「あれ、降下してくる
みたいですね!」


その飛行する物体は
真ん丸な月を背景にして

音もなく静かに船の真上にやってきます。

その飛行する物体からの
風が船の上へ吹きつけます
ロシーターさん
「この船に誰か来るの
かしらね?誰かな?」

眺めていた裕美子が
「ほんと誰だろう?
ねっ!ロシーターさん」


ロシーターさんは首を
かしげてから
「さぁ?誰でしょうね!」
夜空は澄んで月が輝いてます。

ぼ〜っと月を眺めて
裕美子は・・・・・

「時がすぎたら今までの
事は夢か現実か・!?
あとからわかるんだろうなぁ…」
とヒトリゴトを呟く。

裕美子は・・
「満月の明かりに反射
してうつる白い影?!
あれは…以前みた事があるよ!」

ロシーターさんは
うなずいてから言います。
「あぁ、以前に海にも
浮かんでましたねぇ!」

それは次第にゆっくりと
大きくなってきます。

月明かりの夜の闇に
ぼんやりと浮かぶ
白い巨体の物体がゆるやかに降下してきます

裕美子は見とれて
「すご〜い〜♪
クジラみたいな…大きな
飛行艇なんだね!?」
「夜空にとまっている
ようにも見えるよ!」

あまりにも緩やかであり
そんな感じに見えます。


ロシーターさんは
「ええ、そうですね?!
ものすごい大きくて…」

裕美子はうなずき
「ほんと!近づいてくると
大きすぎて!すべて全体
の姿が分からないや…」

月明かりだけの暗い夜の
中浮かび上がって目立つ
白いボディーの空を飛ぶ
モノは目の前に
真上に降下してきてます。
帆船の上には上空からの
風が吹いている。

ロシーターさんは
「もうすぐ!来ますよ」

月明かりのなかを翼の舞う音がするのであった。


月明かりと白く光る機影を背景に翼の生えた人?が

帆船の甲板へ・・降りてくる

ロシーターさんは
「あれ?!どちらさま?
かしら…ね!」

裕美子は笑顔で
「あっ、サーシェさん!」
ロシーターさんは
「ほんと良かったわね!
裕美子さん!ほんとに…」

サーシェさんが甲板へ
舞い降りてきたのであった

サーシェさんがお辞儀して
「こんばんわ!皆さん!
裕美子さん。。」


裕美子は・別れて
かなり時間が経過した
不思議な感覚なっていて

なんか・・すごく懐かしい
と強く感じていた。

「あぁ、サーシェさん!」

はるか昔に別れたような
泣きたくなる気持ちで

サーシェさんに抱きつき
瞳に涙を溜めている
「すごく〜久しぶりに
感じるのはなぜ?」

再びの出逢いを噛み締めた

サーシェさんが・・・
「裕美子さんには、
伝えないといけないからね!
だから逢いに来たの…」

裕美子は・・・
「そうなんだ!」
とボソボソと呟くのであった。





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