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The.Last.Days
赤い月の夜(1)

サーシェさんが続けて
「前にも説明したけど…
あの空を飛んでた戦闘の
機体はパイロットの思考
によって意のままに…

自在に空を飛ぶのよ!」


裕美子は考えているようでした。

「私の時代にはそんな
兵器があったら…きっと
大変なことになるのだろうな?」
とポッンとつぶやくのでした。

そう会話しているうちに
裕美子を乗せた
エイみたいな?
ホバークラフトを彷彿を
させる飛行艇は…

クリスタル結晶みたいな
構造の高層建造物が立ち
並ぶ場所へ到着した。


裕美子から見える
外には人間とは明らかに
違う人たちが沢山いるのです。

裕美子はいいます。
「なんか鎧を着てる人間でない人たちが沢山いる!」

サーシェさんが乗り物
から降りてきて裕美子の手をひいて外へ

「さぁ、部屋へ一緒に…」

ずっーと空へそびえ立つ
建造物をぼーっと見上げて
裕美子は、あまり言葉がでないようでした。

クリスタル状の構造物の
目の前まで到着を…

サーシェさんが外の壁に
指先で触れて、しばらく
して押すと回転ドアみたいな入口が開いて…

2人は中へ入っていました。

サーシェさんはメタリックシルバーの壁にすっと手を触れる。

裕美子が呟く。
「また足元が光ってる!」

それが、緩やかに上昇を
始めたのであった。
足下からは光りを受けて
エレベーターみたいに上昇するのであった。


裕美子が到着した
その場所は真上には目の前に、すぐそこに雲がある
太陽が眩し光りのシャワーを室内へ取り込む感じの建造物

サーシェさんがいいます
「裕美子さん、
少し眺めていてくださいね…」
といって別の部屋へ
入っていったのでした。


裕美子にとって…は
まったく不思議な大陸で
あった。

はるかに進んだ文明と
人間と異なる高度な生命体ともいうべき存在…。


サーシェさんが出てきた
服装が少しだけ変わっているようです。

「裕美子さ〜ん!
この先何があるか分からないから、何かお腹に入れときますか?」
とたずねてくれました。


テーブルに腰かけている
裕美子は首を軽くふって

「ううん、大丈夫ですよ!」
と云います。


サーシェさんが云います。
「今夜は赤い月≠セから
夜明けまでには…大陸から出ないといけません!」


裕美子はしずんだ顔で
「……?!」「赤い月?!」

サーシェさんが一言だけ

「いやな赤いにじむような月の夜が…」

と元気なく話しました。





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あきゅろす。
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