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The.Last.Days
イニシエの施設(3)
裕美子は飛行艇の中
から眺めていいました。

「すごーい!巨大な半円形のドームだね♪
メタリックホワイトシルバー?かなぁ?
何とも言えない色ですね
キラキラと輝いてるよね!」

マリーチィさんは教えてくれます・・・

「ここが施設の中心部だよ!
このドームの遥か下にも施設があるのですよ!」


そこには入り口があって
ゆるやかに飛行艇は中に入っていきます。

裕美子は天井やら
まわりを眺めて呟く

「まるで!ハチの巣みたいな感じだよね?」


ドーム内の中央で飛行艇が停止をしたのであります。
その停まった位置には
飛行艇を囲むかのように
円形の凹んだラインがあり

裕美子がぼーっと眺めている。
「あっ!ラインが光り
はじめたよ!光りが走って繋がっていく。」

白い光りの柱が乗り物を取り囲むのでありました

マリーチィさんが説明を
「裕美子さん!
エレベータみたいなもの
なんですよ!」

やがて自然に吸い込まれていく感じを受けます。


サーシェさんが言います
「地下の施設へ到着しましたよ!
さぁ!ココで…降りてからむかいましょう。」

3人は飛行艇の外へ出てきたのでありました。

周りには巨大な石柱が
大きく弧(こ)を描くよう
に円形に立ち並びて華麗です。

その石柱はまばゆく炎の
ように朱色の光を放って

裕美子は柱に触って
「触ると癒されますね!
ほんのり暖かくなるし」


マリーチィさんが・・
「ああ!そうでしょ。
オリハルコンは…

身体に張りつけたりする
ことで‥病気を治癒もできるけど。
だけど危険もあるんだよ!
扱い方一つ使い道により
変わる、その放つ輝きの
光は、すべてを飲み込むから‥」

「今から見せるのが、
本当のオリハルコンの技術なんですよ。」

裕美子は話を聞いて
「私には理解できないや!」
と呟くのでありました。


すると、サーシェさんが
「まぁ、簡単には薬が
毒にもなることがあるでしよ!
だから扱う人次第になるって事だと思いますよ」

裕美子は・つぶやきます!
「そうなんだぁ!だけど
やっぱり!私には理解できない技術だね!」
と首をかしげている。


裕美子の視線の先に
「あれ?ヘルメットを
被った白い服を来た方々
がいるよ!?」


サーシェさんが・・・
「仲間の人びとですよ!
技術管理をしているのよ!」

石柱が円形に並びしている
その中心部には巨大な穴
があいており
多面体がゆっくりと回転
しながら浮いてるのでした。

裕美子は遠くから
眺めてから
「光りを放ちながら大きな球体が浮いて回っているね!」

それは切頭二十面体の巨大な物質でありました。



裕美子は・・・
「緋色や赤色と紫色とか
銀色の混じった光を放ってて…キレイだね!」


マリーチィさんが…・
「オリハルコンの特殊結晶体で宇宙船の動力源や兵器にも転用ができるんだよ!」

「作動させて連鎖的に
分裂させて生まれる新たなエネルギー波がスゴいんだよ!」


サーシェさんが言います

「これを兵器にすると怖いのです、人間の扱えるモノではなかった…!
進歩は危険も生まれるからね。」

マリーチィさんは他の仲間の研究者と対談しているようです。


しばらくしてから…
マリーチィーさんと
サーシェさんが言います。
「裕美子さ〜ん♪
さぁ〜ココから外に出ましょう!」

マリーチィーさんは
「ココの大陸は科学技術
やバイオテクノロジーで
人間は病気が恐くなくなったけどね!
生と死のバランスを崩したらいけないのよ!

そして堕落してしまったら大変なことになるから!」

裕美子は首をかしげ
「不老不死みたいな?」

マリーチィーさんが云います。
「そう!似たようなモノですね。」

マリーチィさんは
「さぁ!上に戻ろうね!」
と優しく言いました。


半円形のドームを背後に
離れて行く、再び飛行艇にて外へ出て海へ・・・


かなり時速は早い…真っ青な海の中へ溶け込んで進みます。

裕美子は眺めていて
「透明度がすごいですね!海の中は…?!」

まわりはブルー一色で
吸い込まれそうな感覚に
おちいるようであります。

当時の海は神秘にあふれる
しばらく海中散歩を楽しんでました。

マリーチィさんが話かけます。
「裕美子さん♪
今から浮上しますよ!」



太陽がさんさんと照り
青い澄んだ空です。

水中にやわらかな光が溶け込み…幻想的な景色です





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