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The.Last.Days
イニシエの施設

広大な敷地の首都を中心に
三つの環状濠(海水路)で
囲まれた都市の姿が眼下に広がっていた。

また運河と陸路でつながる
規模の小さい都市も辺りにはあった。

アクロポリスは中心部から
海水路や陸路など、規模
の小さい都市が放射状に
広がっていく姿はまるで
首都高のような感じです。

しかし規模が半端ではなかった。

裕美子が眺めてて
「ココは壮大ですごいね
遥か昔にこんな文明が
あったなんて…」

「ん?目の前に何か?
小さい飛行機みたいなのが、空を飛んでるよ♪」

マリーチィーさんが見て
教えてくれた。

「コチラとはタイプは違うけどね、小型の飛行艇ですよ!」

「この国にもあんな空を
飛ぶ兵器や特殊な兵隊が
いるから!

だけど…繁栄と破滅は
背中あわせだからね!!」
暗い顔で悲しみをこらえ
て言います。

サーシェさんが気を使う
みたいに
「技術は進歩すると大変なときもあるのでしょうね。」
「総軍事力となると想像
もつかないほど膨大で
桁外れの軍備になりますから」

しばらくしてサーシェさん
とマリーチィーさんが

裕美子に言います。
「だけどね‥人間って!
いつの時代も争いが好き
みたい繰り返しは悲しいですね!」

「人と人が出会えば‥
愛や優しさも生まれるけど!」
「一部の人々の独裁とか
からねぇ!破滅したりする
過去の過ちを何故に?
いかせないのかなぁ?!
戦争は何も生まれないから
後悔と悲しみが残るだけなのに・・」
と淋しそうに云います。


裕美子は真面目な
顔つきで呟くのであった

「そっかぁ、苦しむだけなんだよね!」

他は何も言えなくて
うなずいていました!

空から眺めている・・・
アクロポリスには、他の施設はと言うと、公園、学校、競技場、港、各スポーツセンターらしきものも確認できました。


サーシェさんがたずねます
「マリーチィーさ〜ん
あの施設に行くのですか?」

マリーチィーさんはうなずいてから
「ええ、そうです!南東に進路を向けて下さい。」


サーシェさんは
「了解!承知しました。」
と答える。

次第にアクロポリスから
離れてゆくのでありました

平野に山脈を抜けてゆき

やがて見えてくるのでした

辺りの山々の岩場や岩肌
と異なる金属光沢の岩場

というか地上からそびえる
山々の存在が確かにある。




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あきゅろす。
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