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The.Last.Days
アクロポリス(3)
アメン・チュッパさん…
櫓の警備兵に手をあげて
敬礼するのであった。

「開門〜つ!開門〜つ!」
金や宝石や象牙を用いて
華麗にして精巧な彫刻を
施した巨大門が開いてゆく

見張りの警備兵が立つ櫓(やぐら)と長い橋をわたっていく。

裕美子は、ただ
ぼーっと眺めていて
「長い石で舗装された
綺麗な橋なんですねぇ!」
サーシェさんが説明をしてくれました。

「橋の長さは短い所でも
約30メートルぐらいあります。
いま渡っているところは長いわよ!」


裕美子は橋の上から
しみじみと海水路を眺め

「沢山の船が通っているのですねぇ!運河みたい‥」

しばらく辺りを眺めている
裕美子でありました
遥か遠くを眺めてみたり
雪化粧の山々を‥


裕美子はたずねます

「エルザさんは?
私が生まれ変わりって事
を知ってるんですか?」


サーシェさんは!
「うん!知ってますよ。」「私たちの時代の人間は人によって能力が桁外れなんですね!」

「だから人により未来が
多少なり予測できる人もいる‥のですね!」

「その能力にみあう任務について頑張ってる人々も
いてエルザさんもなの!」

裕美子がうなずいて
「未来も人生も変えるのは自分自身かな♪」

「だけど‥変えれない未来もあるのだろうな?!」
と呟くのでした。


ここのアクロポリスは
やや高い山を削りして
神殿のそびえ立つ中心部
の島から外側に同心円で造られた海水路が3つあったのです。


それぞれに橋がかかり中心部へ

裕美子たちは長い橋を渡り、ようやく次の市街地のある陸地へ入ってきた。

馬を操る声が響きわたり
次の目の前にある運河みたいな広い海水をたたえた水路


裕美子は眺める景観
に圧巻されながらも

「ココも巨大な大河みたいに広いのですねぇ!」

「向こうの平地には
同じように高層建築の家
が沢山‥他にもあるし


セコイヤの樹や他の樹木が建物のまわりに植えられて!いいなぁ‥」

サーシェさんが言うのです「そうですね!よい景色
ですよね!素晴らしい」


アメン・チュッパさんが
「はい、ココの水路の幅
も広いですよ!最初の海水路とほぼ変わらないですな!」


次の陸地へ馬を引いての
周りを巡るのでありました
また目の前には海水路
背後にも海水路と雄大に
広がる豊かな平野‥が

その向こう側には、連なる高い山々がそびえている




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あきゅろす。
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