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The.Last.Days
アクロポリス(2)
アメン・チュッパさんが…言います。

「さぁ!神殿に行きましょうぞ。」

裕美子とサーシェさんたちは外出する


ハイヤーハイヤーと馬を
操る声が響くのでした

目の前にある運河みたいな広い海水をたたえた水路
の周りを巡るのでありました。

馬が停止して止まった。

アメン・チュッパさんが
眼下を指さして…
「ココは戦船の待機や修理するドックですよ!」

そこは巨石を切り出した
あとの巨大な空洞を天然の天井とした

戦船(三段櫂船)の巨大な
停泊の場所である

裕美子は眺めて
「すごーい!すごーい!
ぎっしりと沢山の船が
停止してるょ!」


サーシェさんが伝える
「海水路は丸く一周を
してるから、ドックは
反対側にもあるのですよ!」
「この広い海水路を漕いで軍船の要塞にも使っているのよ!」

「軍船は多いときで1200艘(そう)は待機してるから‥」

馬を引いて乗り物は
再び巡るのでありました。
裕美子は辺りを
キョロキョロと珍しげに
眺めて目視している

「沢山の人たちが楽しそうに歩いているね!」

「へーぇつ!水路の石で
できた壁には綺麗な飾り付けがしてて‥
かなりすごーいなぁ!」

石キレイに積み上げた
枝道にわかれた水路の堀
と軍船が通りぬけゆく
トンネルもあった‥

それぞれ石壁には細やか
であり、精巧な彫刻の飾り付けがしてあった。


裕美子はぼーっと眺めているのでありました。

「水路の向こうの陸地にもいっぱい!建造物が密集しているのですね!」


再び目の前の広い海水路の外周の舗装された道路を
巡るのであった。


やがて‥前方には
見張りの兵の立つ石の門がある広い幅の橋が見えてくるのでした。







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