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The.Last.Days
アクロポリス(1)

裕美子がクリスタル状の高層建造物から夜の海と
灯りのともった街並みを
ぼーっと眺めている。
この大陸の夜景はキレイ
であった

現代よりは乏しいといえ
ども‥幻想的な雰囲気な感じです。

空が白々と明けるころ
裕美子に朝を告げる

朝の地上は空の仲間たちの声で賑やかになってくる。
まるで‥朝日が裕美子の目覚めの使いとなる

やがて朝日昇って周囲は
明るくなりはじめた

サーシェさんが起こしに
みえられたようです。
「裕美子さん!
おはようございます。」


アメン・チュッパさん
「何処へ連れて行きましょうかな?
うーむ、考えときますな!」
「街並みの道は戦車で
巡ったほうがヨロシイ
みたいですな!
いろいろ見てまわれる‥」

*戦車/クワドリガ‥四頭の平行する馬に引かせた車


裕美子はニコッとして
「ええ、どこでもいいです。」

アメン・チュッパさんは
「はい、了解です。
ところで裕美子さん

ここは内戦が起こる手前
の雰囲気なんです‥。
しっかり見ていってくださいませ。」

「残念なことに、この
大陸には10人の王がいて
互いに争いを始めてしまうのです。
互いの主張と欲の果てに
‥」

サーシェさんが・・
「もうすぐしたら‥
この国も人間同士で‥
ほかの国を侵略を始めるのよ!」

「だけど‥争いは憎しみ
を生み落とすだけなのよ!」

「此処では憎しみや戦い
のエネルギーが高まりて
至るところで壁≠築く動きが始まってます。」

「この大陸の国家間の戦争も、自分たちが偉いとか
正しいとかだけを主張し
他はダメだ!その一切を
認めないということから始まるみたいです。」


裕美子は悲しげに
「譲り合いと、愛の心を
もっていれば起こらないのかなぁ?」

アメン・チュッパさん…
言います。

「やがて‥この大陸からのテクノロジーが少し他へ
流れて受け継がれて!繰り返し」
「受け継いだ技術で
また人々は戦を繰り返して
多くの悲しみを生み落とす
残念なことに‥」


裕美子は話を聞いて
「戦争は悲しみを‥だよね!(悲)経験してないけど
苦しいんだろうなぁ!
憎しみや憎悪の果ての結果ってさ!」


サーシェさんが一言呟き
「遥か過去の戦争は‥
神話や言い伝えや叙事詩
などになり裕美子の
時代の文献に残ってますよ!」

「裕美子の時代にも
一部が残っています、
マハーバーラタ、ラーマヤナ、と言うものがあるはずです!」

裕美子はうなずきながら
「そうなんだぁ♪
人を助ける技術なら‥
進歩、進化してもいいなぁ!」

サーシェさんが一言呟き

「これは海の向こうの遠い出来事ではありませんよ!
いつの時代にも、やがて
やり場のない憎悪のエネルギーが、重低音のように鳴り響いていくのです。」


裕美子は
「いつの時代にもなぁ!」
とぽつんと呟くのでした。

今日は朝日が眩しい大空は晴れて太陽がキラキラと
輝いています。

裕美子はぼーっと空を眺めて物思いに耽っていた

アメン・チュッパさん…
言います。

「さぁ!戦車を下に用意いたした!行きましょうぞ。」

裕美子とサーシェさんたちは外出するのでした。




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あきゅろす。
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