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The.Last.Days
アクロポリス
魚のエイのようなフォルム
の飛行艇に3人は乗って
この大陸の温泉などの
娯楽施設をゆっくりと離れてゆくのでありました‥。
裕美子は眺めている
「すごーく広い平野ねぇ
!山の斜面のは草原なんですね。」

マリーチィーさんは優しく教えてくれた。
「そうですね!豊かすぎるよい土地なんですよ!」


背後にそびえ立つ山脈‥
その名はエウエノル山は
活火山でもあった。

火口原には多くの集落や
自然の恵みの温泉が湧き出ていた。

そして斜面には牧畜も盛んで牛が放牧されていて‥


ゆっくりとした閑(のど)かな風情をかもしだしている

サーシェさんがマリーチィーさんにいいます。
「先に‥エルザさんの
住まいに向かいますね。」

マリーチィーさんはうなずきしてはい≠ニ返事を
返したのでした。


天然の石を精巧に積み上げて白い天然アスファルト
みたいなモノで壁を塗っている建造物や‥


裕美子は外を見ながら
「ココにもクリスタル
みたいな建物があるんですね。」
と呟くのでありました。


サーシェさんが笑顔で
「はい、そうですよ!
裕美子さんからは
珍しいですよねぇ!」
とこたえるのであった。


最初に裕美子が見た
メタリックシルバーの
高層建造物がコチラも‥
まばらに立ち並ぶ景観が
素晴らしい。

太陽の光りのシャワーを
乱反射するクリスタル状の高層建造物と他の集落地帯を抜けてゆく飛行艇‥


裕美子の眺めている
反対側に‥やがて見えてくる

マリーチィさんが裕美子の肩をポンポンと叩く

「裕美子さん!裕美子さん!
コチラを見てみて!」

裕美子は振り返り
エッ?!とするのであった。
「えぇーっ!!あれは?
海なんですか?巨大な川
なのかなぁ!」
とビックリしてしまいます。

それは‥向こう岸が‥
やや霞んでみえる大河にもみえる人工的な海水の水路のようであった。


マリーチィさんが教えてくれます。
「ココから向こう岸まで
陸地までの海水路の広さ
の幅は555メートルもあるんだよ!」


裕美子はまたまた
ビックリして・・
「私たちのいる国の
東京タワーが高さ333メートルあるらしいから
それを横にしても足りないなぁ(汗)」

とにかく圧倒されているようである。

サーシェさんがヒトコト
「ずーっと向こう岸の
中心部がアクロポリスの
神殿のある島なんですよ!」

裕美子が・・・・
「へーぇっ!神殿かぁ‥
行ってみたいなぁ‥うん」
「あっ!海水路に大型船
が沢山いるよ!」


サーシェさんが…
「あれは、他の国からの
貿易のための船なんですね!」

裕美子が初めて目に
する光景が広がりして

いろいろな場所に目を
うばわれているようでした。






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