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The.Last.Days
夜明けヒトトキ

空が白々と明けるころ
遠くで鳥の一声がする‥。
裕美子に朝を告げる
朝の地上は空の仲間たちの声で賑やかになってくる。

まるで‥鳥たちが裕美子のところへ朝の使いとなって
光りを運んできてくれてるかのようで‥

やがて朝日昇って周囲は
明るくなりはじめた

日本で言ったらシイや
カシ、楠木みたいな照葉樹林が広大な森をつくり

虫が棲み、鳥がきて周囲
を森や山脈や川にかこまれ‥‥

裕美子には確かに
そこだけ別世界みたいな

身の引き締まる感覚と
森の霊気によるものなのか?

どこかなんとなく気分が落ち着くのでした・・・・。


サーシェさんが裕美子のモトへやってきた。

「おはようございます!」

マリーチィーさんも
「裕美子さん!
おはよう!さぁ、出発しましょうか!」

ふたたび・動きだして進んでゆくのであった。

美しい花々が咲き乱れる
小高い平野が開けて・・

裕美子は飛行艇の
中から目を景色にうわばれていたのでした。

裕美子は眺めて
「山って‥どのくらいの
高さがあるんだろう‥」

とポツンと独り言をしゃべったのだった。



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あきゅろす。
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